タグ: ローヌ

  • Mickael Bourg

    Mickael Bourg

    ミカエル・ブール

    フランス / ローヌ

    ワイナリーを初めて訪問させてもらったのが2021年の冬。出会った造り手は、肌が良く焼け、着飾らない農夫だった。代々続くブドウ農家の出身ではないが、2000年から2012年まで、コルナスのドメーヌ・デュ・クーレで働きつつ、自身の畑を少しずつ広げていった。初VTはコルナス2004、サン・ペレ2006。表土が薄く花崗岩が大半を占める畑をビオロジック栽培で管理しており、耕作は馬で行い更に急峻な斜面はウィンチによる耕作をしている。
    コルナスの村の中にある小さな教会の裏にある地上階のセラーは、広くはないが古い石造りのセラーで、壁も分厚い。赤白ともに、全房で醸造をしており、サン・ペレはたっぷりとした果実味と透明感のある酸が美しく、瑞々しささえ感じる。一方のコルナスは赤い果実味と、果皮の成分の黒さとスパイシーさが層になって感じられ、親しみやすさと複雑味の両方を備えた味わい。

    ローヌ北部について

    時に斜度60度にも達する、ローヌ河の狭い谷沿いに南北に広がる産地。主要品種はシラーとヴィオニエ。「熟成するとボルドーの卓越したワインに匹敵する、きわめて威厳あるワイン」とされ、高く評価されるコート・ロティ、エルミタージュ、コンドリュウなどを擁する。しかしその3つのAOCの栽培面積はいずれも非常に小さく、濃密・強壮さで知られるエルミタージュは約130ha(シャトー・ラフィットより少しだけ広い)ほど。コンドリュウは赤も生産するが、より高名なのはヴィオニエの白。域内に、わずか3.8haの極小AOCシャトー・グリエを内包する。近年は「高貴なエルミタージュの野性的な従兄弟」とも言われるコルナスにも注目が集まる。この地ではシラーの生産者はブルゴーニュほど石灰岩を追求せず、かわりに花崗岩を重視する。ヴァランスのすぐ南西に広がる丘陵地帯アルデッシュも、ブルゴーニュのルイ・ラトゥールなどのネゴシアンが大規模開発を行い、脚光を浴びている。

    ローヌについて

    リヨンのわずか35km南の街ヴィエンヌからアヴィニョンまで、南北約200kmにわたるローヌ河両岸に開く南仏の産地。エルミタージュ、コルナスなどを生む北部と、シャトーヌフ・デュ・パプ、ジゴンダスなどを生む南部に分かれる。生産量の面では、ローヌ河沿いの狭い谷の急斜面に畑が続く北部は、比較的なだらかな丘陵が続く南部に対し、わずか1/10ほどである。最もベーシックなAOCであるコート・デュ・ローヌは、北部では50村、南部では113村がその名を許される。のべ4万haの畑から生まれるそのワインの生産量はボジョレの約3倍で、ボルドーの全生産量に次ぐ。そのうち白、及びロゼは、わずか4%以下にとどまる。赤ワインの主要品種はグルナッシュで、赤の総栽培の約40%を占める。この地にブドウ栽培をもたらしたのは、紀元前4世紀頃にマルセイユの港を築いた古代ギリシャ人。その後、紀元前125年ごろ入植したローマ人が、ワイン生産を飛躍的に発展させたと言われる。

    Saint Peray
    サン・ペレ


    品種:マルサンヌ100%
    植樹:1950~1990年代
    位置:標高200m
    土壌:花崗岩
    醸造:全房でプレス後、樽で醗酵を始める。18ヵ月間樽熟成。2021VTのように霜の被害があったりした年はステンレスタンクで醗酵を進める事もある。醗酵終了後も澱引きをせず、そのままシュールリー熟成を続ける。

    合わせて0.65haの2つの畑のブドウを使用。南の白らしい成熟した甘みをすっきりとした酸が支え、味わいのノリもしっかりしているが、開けたては果実味の透明感が印象的。

    ¥7370 (2022)

    Cornas – Les p’tits Bouts
    コルナス レ・プティ・ブー


    品種:シラー100%
    植樹:1950~2013年
    位置:南~南西向き
    土壌:花崗岩
    醸造:シラーは区画ごとにマセレーション(2~3週間)と醗酵を行う。醗酵の始めはルモンタージュを行い醗酵がある程度進んだところ(糖度比重が1060程度)から、一日一回のピジャージュを行う。その後600Lの樽で、18ヵ月間熟成。

    樹齢の様々な合計1.8haの4つの畑のブドウを使用。軽やかな赤い果実のチャーミングな要素と熟したシラーの、スパイシーな要素がバランスよくまとまっている。

    ¥9900 (2022)

  • Maxime-François Laurent

    Maxime-François Laurent

    マキシム=フランソワ・ローラン

    フランス / ローヌ

    ドメーヌ・グラムノンの元当主、ミシェル=オーベリーの子息マキシム=フランソワがドメーヌで働く傍ら始めたネゴシアン。5年間、ボーヌの醸造学校やワイナリーでの研修を重ねたのちに実家のワイナリーへと戻った。ドメーヌのある村周辺の契約畑から、ブドウ農家に栽培の要望を伝え、2012年にはバイオロジック栽培認証も取得。醸造はドメーヌ・グラムノンのセラーでドメーヌの信念に則り行っている。粘土石灰質のテロワールを素直に映したIl fait soifをはじめとするワインたちは、ドメーヌものより抽出を抑え、心地よくフルーティー。軽快さを重視し、収穫の翌年のリリース時にフレッシュさを楽しんでもらえるように仕上げられている。

    ローヌ南部について

    14世紀にローマ教皇庁があったアヴィニョン周辺に広がる広大な産地。非常にコクがありスパイシーなシャトーヌフ・デュ・パープが、このエリアの象徴的存在。シャトーヌフは13種の品種のブレンドが認可されるが、その土台はグルナッシュ。緻密でパワフルなジゴンダス、スパイシーなヴァケラスもローヌ南部に属する。AOCコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュは、この地域の広域AOCコート・デュ・ローヌに対し「明らかに格上のAOCであり、その一部はフランスワイン最良の買得品」とジャンシス・ロビンソンは明言する。ロゼで知られるタヴェルとリラックも、ローヌ南部の一部。 ローヌ地方の最南西端で、西はラングドックに隣接するコスティエール・ド・ニームは海に近く幾分穏やかな気候とミストラルの風がブドウの健全な生育を助けるとされる。その中心都市、ニームは古代ローマ遺跡の宝庫としても高名であり、また、ジーンズに使われるデニム(de Nimes)の語源になった街でもある。

    ローヌについて

    リヨンのわずか35km南の街ヴィエンヌからアヴィニョンまで、南北約200kmにわたるローヌ河両岸に開く南仏の産地。エルミタージュ、コルナスなどを生む北部と、シャトーヌフ・デュ・パプ、ジゴンダスなどを生む南部に分かれる。生産量の面では、ローヌ河沿いの狭い谷の急斜面に畑が続く北部は、比較的なだらかな丘陵が続く南部に対し、わずか1/10ほどである。最もベーシックなAOCであるコート・デュ・ローヌは、北部では50村、南部では113村がその名を許される。のべ4万haの畑から生まれるそのワインの生産量はボジョレの約3倍で、ボルドーの全生産量に次ぐ。そのうち白、及びロゼは、わずか4%以下にとどまる。赤ワインの主要品種はグルナッシュで、赤の総栽培の約40%を占める。この地にブドウ栽培をもたらしたのは、紀元前4世紀頃にマルセイユの港を築いた古代ギリシャ人。その後、紀元前125年ごろ入植したローマ人が、ワイン生産を飛躍的に発展させたと言われる。

    Côtes du Rhône – Pantomine
    コート・デュ・ローヌ パントミンヌ

    品種:グルナッシュ・ブラン、ブールブラン
    植樹:1990年頃
    土壌:粘土石灰質、砂質
    醸造:ステンレスタンクで発酵。ステンレスタンクで6ヵ月間熟成。

    ローヌの土着白品種2種を使用し、酸の高さを重視し早めに収穫。ステンレスタンクで醸造・熟成しかなり軽快に仕上げた白ワイン。
    ¥4620

    Côtes du Rhône – Il fait soif
    コート・デュ・ローヌ イル・フェ・ソワフ

    品種:グルナッシュ主体、サンソー、シラー
    植樹:1983年~1998年
    位置:標高250~300m、南向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:ステンレスタンクで発酵15日間のマセレーション。セメントタンクで6ヵ月間熟成。

    マキシム=フランソワ・ローランのワインは若いうちに楽しめる軽快さがコンセプト。その代名詞ともいえる、Il fait soifはマキシムが当主を務めるドメーヌ・グラムノンよりも、抽出を抑えた赤ワインで、リリースしてすぐ、フレッシュさを感じられるうちに楽しんでください。
    ¥4180

  • Les Vignerons d’Estézargues

    Les Vignerons d’Estézargues

    エステザルグ協同組合

    フランス / ローヌ

    エステザルグ協同組合のワインは全くの日常的な価格にもかかわらず、彼らのワインの目覚ましい味わいは、1980年代と90年代のヴァン・ナチュールの黎明期に飲み手の嗜好を問わず多くの人の心をつかみ、現在でもパリやフランス全土で広く親しまれている。1965年に創業された協同組合は約10軒のブドウ栽培農家たちから構成されており、そのほとんどがバイオロジック栽培認証を取得、一部栽培家はリュット・レゾネでの畑の管理をしている。除草剤や殺虫剤は使用していない。協同組合としては小さいと言っても、総栽培面積550ha、年産平均160万本という規模で、1990年代から自然酵母醗酵、醸造中の添加物なし、清澄剤不使用、無濾過、亜硫酸の添加は瓶詰前のみというワイン造りを敢行。
     現在の醸造長ドゥニ・ドゥシャンは、2000年頃にエステザルグ協同組合の醸造長となり、先代に確立された醸造手法を継続している。それどころか、気候の変動により降雨量減少や猛暑日の記録が塗り替えられていく中リリースされるワインは、毎年のように磨きがかかっている。各栽培農家は、協同組合に醸造を委託し、ドメーヌ・ド・ラ・モンタニェット、ドメーヌ・ド・ラ・ペリリエールなど、それぞれのワイナリー名でワインをリリース。一方、プレン・シュッドとキュヴェ・デ・ガレは、複数の生産者のブドウをブレンドして造られる組合全体のエントリーレベルのワインである。

    ローヌ南部について

    14世紀にローマ教皇庁があったアヴィニョン周辺に広がる広大な産地。非常にコクがありスパイシーなシャトーヌフ・デュ・パープが、このエリアの象徴的存在。シャトーヌフは13種の品種のブレンドが認可されるが、その土台はグルナッシュ。緻密でパワフルなジゴンダス、スパイシーなヴァケラスもローヌ南部に属する。AOCコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュは、この地域の広域AOCコート・デュ・ローヌに対し「明らかに格上のAOCであり、その一部はフランスワイン最良の買得品」とジャンシス・ロビンソンは明言する。ロゼで知られるタヴェルとリラックも、ローヌ南部の一部。 ローヌ地方の最南西端で、西はラングドックに隣接するコスティエール・ド・ニームは海に近く幾分穏やかな気候とミストラルの風がブドウの健全な生育を助けるとされる。その中心都市、ニームは古代ローマ遺跡の宝庫としても高名であり、また、ジーンズに使われるデニム(de Nimes)の語源になった街でもある。

    ローヌについて

    リヨンのわずか35km南の街ヴィエンヌからアヴィニョンまで、南北約200kmにわたるローヌ河両岸に開く南仏の産地。エルミタージュ、コルナスなどを生む北部と、シャトーヌフ・デュ・パプ、ジゴンダスなどを生む南部に分かれる。生産量の面では、ローヌ河沿いの狭い谷の急斜面に畑が続く北部は、比較的なだらかな丘陵が続く南部に対し、わずか1/10ほどである。最もベーシックなAOCであるコート・デュ・ローヌは、北部では50村、南部では113村がその名を許される。のべ4万haの畑から生まれるそのワインの生産量はボジョレの約3倍で、ボルドーの全生産量に次ぐ。そのうち白、及びロゼは、わずか4%以下にとどまる。赤ワインの主要品種はグルナッシュで、赤の総栽培の約40%を占める。この地にブドウ栽培をもたらしたのは、紀元前4世紀頃にマルセイユの港を築いた古代ギリシャ人。その後、紀元前125年ごろ入植したローマ人が、ワイン生産を飛躍的に発展させたと言われる。

    Côtes du Rhône – Plein Sud
    コート・デュ・ローヌ プレン・シュッド

    品種:ヴィオニエ、ルーサンヌ
    エステザルグ協同組合の複数の栽培農家の畑のブドウのブレンド
    醸造:マセレーションなし。ステンレスタンクと古樽で醗酵。ステンレスタンクと古樽で8ヵ月間熟成。

    Plein Sudとは「真南」を意味する。エントリーレベルのワインでありながら、一部古樽での醗酵と熟成を行っている。果実の成熟感があり、アルコール度数も低くはないが、樽香やしつこい甘さのない、ドライな飲み口。

    IGP – Coteaux du Pont du Gard – Cuvée des Galets
    コトー・デュ・ポン・デュ・ガール キュヴェ・デ・ガレ

    品種:グルナッシュ、シラー、カリニャンなど
    エステザルグ協同組合の複数の栽培農家の畑のブドウのブレンド
    醸造:15日間のマセレーション。コンクリートタンク、ステンレスタンクで8ヵ月間熟成。

    Galets(ガレ)とはローヌ南部のエステザルグ村一帯によく見られる砂利質土壌のことで、地域の象徴的な土壌である。果実味や調和のとれた味わいが、リリース直後から楽しめ、ブラックベリーのような黒果実の印象をもつフレッシュなワイン。十分に熟してから収穫されるため、甘草、胡椒、シナモンを思わせるアクセントがある。
    ¥2090

  • Le Raisin et L‘Ange / Gilles Azzoni

    Le Raisin et L‘Ange / Gilles Azzoni

    ル・レザン・エ・ランジュ / ジル・アゾーニ

    フランス / ローヌ

    ジル・アゾーニにより1983年に創立されたワイナリー。パリ生まれのジルは、農業への興味からアルデッシュへと移り住みワイン造りを始めたの。当初は近代醸造技術を駆使してのワイン造りであったが、しかし自身のワイン観を変えるワイン(とあるシラー)に出会い、このような赤ワインを自分も作ってみたいと2000年から亜硫酸無添加醸造へとスタイルを一新した。スタイルを変更してからは、フランス国内では顧客も変わってしまったが、日本ではヴァン・ナチュール市場の初期から人気を博したのだった。ジルは2014年まで責任者としてワインを造り、責任者を息子のアントナンへと譲った。アントナンの代になってからはワイナリーの形態をネゴシアン主体へと変え、アントナン本人は1haのシラー主体の畑を栽培している。買いブドウはアルデッシュの数人のブドウ栽培家達と契約しており、栽培家達の中には、やがてはヴィニュロンになろうという人もいて、アントナン達から醸造を学び、ワイナリーを立ち上げる若手も出ている。

    ローヌ北部について

    時に斜度60度にも達する、ローヌ河の狭い谷沿いに南北に広がる産地。主要品種はシラーとヴィオニエ。「熟成するとボルドーの卓越したワインに匹敵する、きわめて威厳あるワイン」とされ、高く評価されるコート・ロティ、エルミタージュ、コンドリュウなどを擁する。しかしその3つのAOCの栽培面積はいずれも非常に小さく、濃密・強壮さで知られるエルミタージュは約130ha(シャトー・ラフィットより少しだけ広い)ほど。コンドリュウは赤も生産するが、より高名なのはヴィオニエの白。域内に、わずか3.8haの極小AOCシャトー・グリエを内包する。近年は「高貴なエルミタージュの野性的な従兄弟」とも言われるコルナスにも注目が集まる。この地ではシラーの生産者はブルゴーニュほど石灰岩を追求せず、かわりに花崗岩を重視する。ヴァランスのすぐ南西に広がる丘陵地帯アルデッシュも、ブルゴーニュのルイ・ラトゥールなどのネゴシアンが大規模開発を行い、脚光を浴びている。

    ローヌについて

    リヨンのわずか35km南の街ヴィエンヌからアヴィニョンまで、南北約200kmにわたるローヌ河両岸に開く南仏の産地。エルミタージュ、コルナスなどを生む北部と、シャトーヌフ・デュ・パプ、ジゴンダスなどを生む南部に分かれる。生産量の面では、ローヌ河沿いの狭い谷の急斜面に畑が続く北部は、比較的なだらかな丘陵が続く南部に対し、わずか1/10ほどである。最もベーシックなAOCであるコート・デュ・ローヌは、北部では50村、南部では113村がその名を許される。のべ4万haの畑から生まれるそのワインの生産量はボジョレの約3倍で、ボルドーの全生産量に次ぐ。そのうち白、及びロゼは、わずか4%以下にとどまる。赤ワインの主要品種はグルナッシュで、赤の総栽培の約40%を占める。この地にブドウ栽培をもたらしたのは、紀元前4世紀頃にマルセイユの港を築いた古代ギリシャ人。その後、紀元前125年ごろ入植したローマ人が、ワイン生産を飛躍的に発展させたと言われる。

    VdF – Le Raisin et l’Ange – Nedjma
    ル・レザン・エ・ランジュ ネジュマ

    品種:ソーヴィニョン・ブラン、グルナッシュ・ブラン、シャルドネ、マルサンヌ、ルーサンヌ、ヴィオニエ等
    ※買いブドウのセパージュと比率はVTによって異なる。
    醸造:ステンレスタンクで醗酵。ステンレスタンクで8ヵ月間熟成。

    “Nedjma”は、アラビア語で「星」という意味で、アラビア語圏では女性の名前としてもつかわれる。ヨーロッパが移民に対して、排他的な空気に包まれることを良しとしないジル・アゾーニが、あえてアラビア語の名前をつけた。
    ¥3850

    VdF – Le Raisin et I’Ange – Hommage à Robert
    ル・レザン・エ・ランジュ オマージュ・ア・ロベール

    品種:メルロ、カベルネ・ソーヴィニョン、グルナッシュ、ガメ、シラー、アリカンテ等
    ※買いブドウのセパージュと比率はVTによって異なる。
    醸造:7-15日間全房マセレーション。ステンレスタンクで8ヵ月以上間熟成。

    ル・レザン・エ・ランジュが、自社ブドウでワインを造っていた時代、畑を貸してくれていた、ロベール氏への敬意と賛辞(オマージュ)をこめて造った。全房醗酵で軽快に仕上げた赤ワイン。ボルドー系品種を主体に、ファーブルに比べてフレッシュで果実味のある味筋。
    ¥3630

    VdF – le Raisin et l’Ange – Fable
    ル・レザン・エ・ランジュ ファーブル

    品種:シラー、グルナッシュ、ヴィオニエ、メルロ、ガメ等
    ※買いブドウのセパージュと比率はVTによって異なる。
    醸造:7-15日間全房マセレーション。ステンレスタンクで8ヵ月以上熟成。

    “Fable”とは、子供たちに道徳を説明するための寓話、お話しのこと。全房醗酵で軽快に仕上げた赤ワイン。地中海系品種を主体に、オマージュ・ア・ロベールよりも鉱物感があり、スリムな骨格のある味筋。
    ¥3740

    VdF – Le Raisin et l’Ange – Brân
    ル・レザン・エ・ランジュ ブラン

    品種:ガメ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、グルナッシュ、シラー、
    ※買いブドウのセパージュと比率はVTによって異なる。
    醸造:7-15日間除梗してマセレーション。ステンレスタンクで醗酵。ステンレスタンクで8ヵ月間熟成。一部樽熟成あり。

    ブランはケルト語で”聖なるカラス”の意。果皮の成分の成熟度など、ブドウのポテンシャルが高いと判断したブドウを除梗し、オマージュやファーブルに比べて抽出を強くした、レザン・エ・ランジュの中では長期熟成のキュヴェ。品種はボルドー系品種やガメが主体となることが多い。
    ¥3850

    VdF – Pause Canon Blanc
    ポーズ・キャノン・ブラン

    品種:マルサンヌ、グルナッシュ・ブラン、ソーヴィニョン・ブラン、モーザック、ヴィオニエ等
    ※買いブドウのセパージュと比率はVTによって異なる。
    醸造:一部のブドウ(例:2024VTはヴィオニエ)は数日間マセレーション。アルコール発酵後にアッサンブラージュステンレスタンクで熟成

    Pause Canonは、言葉遊びの一種で「ちょっと休んで一杯」という意味。Pause Canonのシリーズは2016年にワイナリーが、ジルからアントナンに正式に変わり、従来のラインアップに加え、アントナンがプリムールとして造り始めたキュヴェ。
    ¥3960 (2024)

  • Famille Richaud

    Famille Richaud

    ファミーユ・リショー

    フランス / ローヌ

    1974年にドメーヌ創設。当時は周囲のほとんどの農家が協同組合やネゴシアンにブドウを販売していた時代に、ケランヌ地区のドメーヌの先駆となった一軒である。1990年代初頭には既に、南ローヌ最高峰の造り手の一人との評価を確立したが、さらなる品質向上を探求し、1995年前後から亜硫酸添加を抑えたワイン造りを意識。1997年、エノロゴのヤン・ロエルと出合い、以後長らくその助言を受け入れた。2001年には除草剤を完全に停止し、近年は亜硫酸添加も原則、瓶詰め時のみにとどめ、一部のキュヴェは亜硫酸無添加。畑には1940年代、50年代植樹の貴重な古木も多数現存し、深いエキスと柔らかなテクスチャー、完璧な調和と骨格のある複雑でノーブルな味わいを生む。またマルセルは今なお研究心と、向学心が旺盛で、2008年には娘と共にイタリアの自然派試飲会に出向き、テオパルド・カッペラーノとプレ・フィロキセラの樹からのワインを造りについて熱心な意見交換を行った。
     リショー家では、父親のマルセルから次世代(トマとクレール)へとゆるやかに世代交代が行われており、クレールがコンセプトの中心であるキュヴェは、【ファミーユ・リショー】、従来のワインは【ドメーヌ・リショー】の名のもとにリリースされる。

    ローヌ北部について

    時に斜度60度にも達する、ローヌ河の狭い谷沿いに南北に広がる産地。主要品種はシラーとヴィオニエ。「熟成するとボルドーの卓越したワインに匹敵する、きわめて威厳あるワイン」とされ、高く評価されるコート・ロティ、エルミタージュ、コンドリュウなどを擁する。しかしその3つのAOCの栽培面積はいずれも非常に小さく、濃密・強壮さで知られるエルミタージュは約130ha(シャトー・ラフィットより少しだけ広い)ほど。コンドリュウは赤も生産するが、より高名なのはヴィオニエの白。域内に、わずか3.8haの極小AOCシャトー・グリエを内包する。近年は「高貴なエルミタージュの野性的な従兄弟」とも言われるコルナスにも注目が集まる。この地ではシラーの生産者はブルゴーニュほど石灰岩を追求せず、かわりに花崗岩を重視する。ヴァランスのすぐ南西に広がる丘陵地帯アルデッシュも、ブルゴーニュのルイ・ラトゥールなどのネゴシアンが大規模開発を行い、脚光を浴びている。

    ローヌについて

    リヨンのわずか35km南の街ヴィエンヌからアヴィニョンまで、南北約200kmにわたるローヌ河両岸に開く南仏の産地。エルミタージュ、コルナスなどを生む北部と、シャトーヌフ・デュ・パプ、ジゴンダスなどを生む南部に分かれる。生産量の面では、ローヌ河沿いの狭い谷の急斜面に畑が続く北部は、比較的なだらかな丘陵が続く南部に対し、わずか1/10ほどである。最もベーシックなAOCであるコート・デュ・ローヌは、北部では50村、南部では113村がその名を許される。のべ4万haの畑から生まれるそのワインの生産量はボジョレの約3倍で、ボルドーの全生産量に次ぐ。そのうち白、及びロゼは、わずか4%以下にとどまる。赤ワインの主要品種はグルナッシュで、赤の総栽培の約40%を占める。この地にブドウ栽培をもたらしたのは、紀元前4世紀頃にマルセイユの港を築いた古代ギリシャ人。その後、紀元前125年ごろ入植したローマ人が、ワイン生産を飛躍的に発展させたと言われる。

    Côtes du Rhône – Cuvée Tradition 2022
    コート・デュ・ローヌ キュヴェ・トラディション

    品種:グルナッシュ主体、カリニャン、若干量のシラー植樹:1950年~1960年、2017年
    土壌:泥灰土、砂利
    醸造:約12日間、17~22℃でコールドマセレーション品種ごとにセメントタンクで発酵後、翌2月ごろにブレンドセメントタンクで約15ヵ月間熟成2024年の春に瓶詰め(VT22)

    2017年に取得した、ビオロジック栽培の畑。2017年に植樹した若木のグルナッシュは、5年間の世話を経て良い果実をもたらしている。樹齢の高いカリニャンとブレンドし、スパイス感を得るために若干量のシラーを加えている。 娘のクレールが中心となり、軽やかな飲み心地をというコンセプトで造られた。ファミーユ・リショー名義でリリースされている。
    ¥3300