現地のサッカークラブを通じたアフリカ緊急支援

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新型コロナウイルスの影響で仕事を失い、日々の暮らしに苦しむアフリカ・ナイロビ西部の低所得者層が多く住むカワングワレの住民を、現地のサッカークラブを通じて日本から支援するプロジェクトが始まった。

アフリカクエストによると、カワングワレ・スラムの住民の多くは1日1ドル以下の暮らしをし、その半分以上は近隣の高級住宅街の家政婦や警備員、クリーニングといった高所得者層を支える仕事で平均月収は5000〜1万ケニアシリング(約5000〜1万円)で、コロナでナイロビ首都圏全体で都市封鎖が実施されると、70%以上のカワングワレ住民が仕事を失い、日々の食事に困る家庭が増えたという。

そこで、ケニアで青年海外協力隊員としてスポーツを通した国際協力を行っていた岸卓巨(たくみ)さんの呼びかけで、子どもたちへのサッカー指導や就学支援など、コミュニティー活動に力を入れてきたサッカークラブなどの地域スポーツクラブをハブとして、地域の貧しい層に1世帯あたり1〜2週間分の食料となるコメやトウモロコシの粉、小麦粉など主食となる食材に加えて、手洗い用の石けんなどを1000ケニアシリング(約1000円)として50世帯分の寄付を募って配給が始まっている。

今後も支援地域をケニアから広げ、よりロックダウン状況の厳しい国でも支援を実施すべく、それぞれの地域で活動する地域スポーツクラブと連携して地域住民の支援を行っていきたいと支援金と運営メンバーを募集している。詳細は下記リンクにて。

「スポーツの力」で誰一人取り残さない!地域スポーツクラブをハブにした緊急支援がケニアでスタート!(支援金受入開始)

https://afri-quest.com/archives/22085