第21回東京フィルメックスにて、C.W.ウィンター&アンダース・エドストローム監督作品『仕事と日(塩谷の谷間で)』特別上映

THE WORKS AND DAYS (OF TAYOKO SHIOJIRI IN THE SHIOTANI BASIN) a film directed by C.W. Winter & Anders Edström
『仕事と日(塩谷の谷間で)』
THE WORKS AND DAYS (OF TAYOKO SHIOJIRI IN THE SHIOTANI BASIN)
Copyright (c) C.W. Winter & Anders Edström All Rights Reserved.

アジアの新鋭監督を紹介する映画祭、第21回東京フィルメックスが10月30日(金)から始まった。特別招待作品として、C.W.ウィンターとアンダース・エドストローム監督の『仕事と日(塩谷の谷間で)』The Work and Days (of Tayoko Shiojiri in the Shiotani Basin) が11月6日(金)に上映される。

本作は、京都の山間の村に生きる人々の生活を1年に渡って描き、ベルリン映画祭エンカウンターズ部門の最優秀賞を受賞。大半の出演者は実際に村に住む人々だが、俳優・加瀬亮らが出演しているフィクションだ。

ロカルノ映画祭金豹賞およびロサンゼルス映画批評家協会インディペンデント・実験映画賞に選ばれた『アンカレッジ The Anchorage』以来2度目のエドストームとウィンターによる長編共同監督作だが、本作も「今年は本作ほど不朽の映画はありません。リスクを冒した試みや独創性、変化に富んだ方法、そして引用の多様性は、他の映画とかけ離れています。それは間違いなく、人生のほぼすべてのものが含まれている貴重な映画の1つです」(アリエル・エステバン・ケイアー / パノラマ・シネマ)などと高い評価を得ている。

なお、本作が撮影された塩谷村とその周辺で撮影された23年間の写真を集めた677ページのモノグラフやサウンドコラージュLPは2021年3月発売予定。

映画『仕事と日(塩谷の谷間で)』
The Work and Days (of Tayoko Shiojiri in the Shiotani Basin)

アメリカ、スウェーデン、日本、イギリス / 2020 / 480分
監督:C.W.ウィンター & アンダース・エドストローム
(C.W. WINTER, Anders EDSTRÖM)
配給:シマフィルム
公式サイト:www.theworksanddaysfilm.com

《作家プロフィール》
C.W.ウィンター
カリフォルニア生まれ。映画監督。プロデューサー。英オックスフォード在住。カリフォルニア芸術大学でトム・アンダーセン、ジェームズ・ベニング、アラン・セクーラに師事し、MFA取得。Cinema Scope、Moving Image Source、Purple、TooMuchにて執筆。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート客員講師。

アンダース・エドストローム
1966年スウェーデン・フロソ生まれ、ストックホルム在住。写真家。映像作家。『Elysian Fields』(ポンピドゥ・センター / 2000)、『Chic Clics』(ボストン現代美術館 / 2002)をはじめ、パリ市立近代美術館、フランス国立写真センター、ヴォルフスブルク美術館(ドイツ)、ヴィンタートゥール写真美術館(スイス)、東京都写真美術館、フランクフルト現代美術館などの展覧会に多数参加。 2001年よりC.W.ウィンターと共に映画を製作し、音楽家デレク・ベイリーを捉えたドキュメンタリー映画『One Plus One 2』(2003)、ロカルノ映画祭にて金豹賞およびロサンゼルス映画批評家協会インディペンデント・実験映画賞を受賞した『The Anchorage』(2009)などがある。 写真集に『safari』(Nieves/2010)、『Spidernets Places A Crew / Waiting Some Birds A Bus A Woman』(steidlMARK/2004)、『Hanezawa Garden』(Mack / 2015)など。2017年、amala galleryにて「Jan-Aug 2017」展開催。

2020年11月6日(金) 11:30〜上映
(480分 / 途中3度の休憩があります)
アテネ・フランセ文化センター
チケット購入はこちら