カテゴリー: WINE

  • Monte dall’Ora

    Monte dall’Ora

    モンテ・ダッローラ

    イタリア / ヴェネト

    アレッサンドラはビオディナミにも造詣が深い「考える人」で、夫のカルロは妥協のない実践家である。2人がモンテ・ダッローラの丘に畑を購入した1995年、ブドウ畑はヴァルポリチェッラの歴史的ゾーンにありながら約20年も耕作放棄され、ほぼ藪に近い状態だった。市場では色の濃く強い抽出と果実味のワインが求められており、2人の好むスタイルである、明るい色の新鮮な酸味のスタイルのワインは流行に逆行するスタイルだったが、2人の誠実な手仕事から生まれるワインはイタリア国内外に確実にファンを増やしていった。ヴァルポリチェッラの代名詞とも言えるアマローネについて2人はこのように考える「アマローネは数あるワインの中でも特に技術的な介入があるワインだ。それだけ造り手の考えが大きく影響する。収穫から1年を待たず売り出されるサセーティのようなワインの場合、造り手の介入の割合は、例えば1割といったところだろう。その点アマローネは5割だといえ、まさに人の手が造りだすものだ。」

    ヴァルポリチェッラについて

    ヴァルポリチェッラのエリア一帯に広がるテラス(段丘)の配置は人為の産物であり、過去2000年におよぶ、人類の絶え間ない営為の所産といえる。「この地上に類を見ない、厳かな赤ワイン」とM・クレイマーが称賛する、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラの産地である。しかし、その中核品種で45~95%の使用必須とするコルヴィーナは、通常は「比較的軽くフルーティな赤ワインを生む」品種。アマローネはブドウを陰干し(=アパッシメント)後に醸造し、重厚・深遠な味わいを生む。このアマローネと、残糖を残した濃厚な甘口のレチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラが、栄光の伝統を築く。また、歴史あるリパッソ製法も近年復興。これはアマローネの搾り滓と共にワインを発酵させたもので、濃厚で強壮なワインとなる。陰干し工程を経ないDOCヴァルポリチェッラは、軽やかな味筋で日常の食卓に寄り添う。生産地域はヴェローナの街のすぐ北側、東西約26kmに広がる丘陵地帯が中心。中でもその西端、標高150~500mに至るヴェルポリチェッラ・クラッシコ地区が、「あらゆる意味でイタリアで最も将来性ある産地」とは、J・ロビンソンの見解である。

    ヴェネトについて

    イタリア北東部、ヴェネツィアを州都とする州。イタリアの中では平野部が多く、全面積の56.4%が平地、丘陵地帯が14.5%。ワインの生産量の面でも、常にシチリアやプーリアと共に、同国のトップ3を争う。量の面でも知名度の面でも、この州の三大重要DOCは、イタリア最大の湖、ガルダ湖からの温かい風の影響を受けるヴェローナ周辺の丘陵地帯を中心に生まれるバルドリーノ、ヴァルポリチェッラ、そしてソアヴェとなる。いずれも一時期(極少数の偉大な生産者を除き)、人気に甘えた安易な大量生産で品質が低下したり、低迷した時期もあったが最近ようやく復活しつつある。また近年では生産地を拡大し、辛口化を推し進めたDOCプロセッコの生産と輸出の急伸長も、大きな話題になっている。プロセッコは2013年にはついにシャンパーニュを、輸出量の面では追い越した(ただしDOCプロセッコの生産可能地域は、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州にまたがっている)。

    Valpolicella Classico – SASETI
    ヴァルポリチェッラ・クラッシコ サセーティ

    品種:コルヴィーナ40%、コルヴィノーネ30%、ロンディネッラ20%、モリナーラ10%
    植樹:1950年代~2000年代
    位置:標高70~200m、南東向き
    土壌:始新世(第三紀)起源の粘土石灰質、石灰質の石ころ
    醸造:ステンレスタンクとセメントタンクにて、土着酵母で6~7日間醗酵。ステンレスタンクとセメントタンクで数ヵ月間熟成。

    ヴァルポリチェッラ・クラッシコ地域、カステルロットとサン・ピエトロ・イン・カリアーノの小高い丘にある段々畑。Sasetiとはヴァルポリチェッラの方言で、小さな石(Piccolo Sassi)を意味すると同時に、石ころ遊びの呼び名でもある。香豊かで軽やかな味わい。
    ¥3960 (2024)
    ¥3850 (2022)

    Valpolicella Classico Superiore Camporenzo
    ヴァルポリチェッラ・クラッシコ・スペリオーレ カンポレンツォ

    品種:コルヴィーナ50%、コルヴィノーネ30%、ロンディネッラ20%
    植樹:2008年
    位置:標高70~100m、南東向き
    土壌:始新世(第三紀)起源の粘土石灰質、小石や泥
    醸造:備考ステンレスタンクとセメントタンクにて、土着酵母で6~7日間醗酵25HLのオーク樽で約10ヵ月間熟成約12ヵ月間の瓶熟成を経てから、リリース

    ヴァルポリチェッラ・クラッシコ地域、サン・ピエトロ・イン・カリアーノの小高い丘にある畑。2010年に友人のロレンツォから買い取った畑(カンポ)のため、『ロレンツォの畑(Campo di Lorenzo)』を略して、カンポレンツォとした。Sasetiよりも、色濃く、熟した果実を感じる。
    ¥5280 (2021)

    Vino Bianco Frizzante – Vino da Sete
    ヴィーノ・ビアンコ・フリッツァンテ ヴィーノ・ダ・セーテ

    品種:ガルガーネガ80%、マルヴァジーア20%
    植樹:1970年代
    位置:標高400~500m、南西向き
    土壌:石灰質、燧石(=火打石、石英の一種)を含む泥灰岩、氷河に削られた堆積岩。
    醸造:収穫後すぐに圧搾、モスト・フィオーレ(最初の圧搾から得られる果汁)を抽出。ステンレスタンクにて、土着酵母で8~10日間醗酵、約5ヵ月間熟成。アパッシメントしたブドウのモストを加えて瓶内で醗酵。

    冬の間、外に放置されたステンレスタンクで熟成された後、春に瓶詰めする際、醗酵前のレチョートを瓶内二次発酵用の糖分(と酵母)として加える。標高の高いサン・ジョルジオで栽培されたブドウが原料で、シャープな酸が特徴的。Vino da Sete(喉が渇いたときのワイン(日)=Vin de Soif(仏))の名の通り、フレッシュなハーブ感と果実味で飲み心地が良い。
    ¥4840 (2024)

    Valpolicella Classico Superiore – Camporenzo
    ヴァルポリチェッラ・クラッシコ・スペリオーレ カンポレンツォ

    品種:コルヴィーナ50%、コルヴィノーネ30%、ロンディネッラ20%
    植樹:2008年
    位置:標高70~100m、南東向き
    土壌:始新世(第三紀)起源の粘土石灰質、小石や泥
    醸造:ステンレスタンクとセメントタンクにて、土着酵母で6~7日間醗酵。25HLのオーク樽で約10ヵ月間熟成。約12ヵ月間の瓶熟成を経てから、リリース。

    ヴァルポリチェッラ・クラッシコ地域、サン・ピエトロ・イン・カリアーノの小高い丘にある畑。2010年に友人のロレンツォから買い取った畑(カンポ)のため、『ロレンツォの畑(Campo di Lorenzo)』を略して、カンポレンツォとした。Sasetiよりも、色濃く、熟した果実を感じる。
    ¥5280 (2024)
    ¥5060 (2020)

    Amarone della Valpolicella Classico – Stropa 2015
    アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ ストローパ

    品種:コルヴィーナ50%、コルヴィノーネ20%、ロンディネッラ20%、モリナーラ/クロアティーナ/ディンダレッラ10%
    樹齢:1950年代~2000年代
    位置:標高150~200m、南東向き
    土壌:始新世(第三紀)起源の粘土石灰質醸造
    収穫後、手作業で質の高いブドウを選別し、木製トレイで3ヵ月間アパッシメント(陰干し)する除梗し、開放木桶で約30日間のマセレーション醗酵、その間ピジャージュを行う25HLのオーク樽で48ヵ月間の熟成約36ヵ月間の瓶熟成を経てから、リリース

    ヴァルポリチェッラ・クラッシコ地域、サン・ピエトロ・イン・カリアーノのカステルロットの小高い丘にある畑。冬の間にこの丘を吹き下ろす強風にも耐えうる、強くしなやかな柳の若枝(ストローパ)でブドウの蔓を結ぶ伝統的方法を用いて栽培しており、その象徴としてボトルの瓶口部分にも柳を結んでいる。
    ¥20,020 (2015)

  • Ramaz Nikoladze

    Ramaz Nikoladze

    ラマズ・ニコラゼ

    ジョージア / イメレティ

    ラマズ・ニコラゼはクヴェヴリ・ワイン協会(2010年設立)の設立メンバーの1人でもあり、ジョージアの首都トビリシのナチュラルワインバー「グヴィーノ・アンダーグラウンド」のマネージャーを長らく務めてきた人物。2007年からは出身地であるジョージア西部のイメレティ地方にワイナリーを設立し、自身のワインとジョージアのワイン文化を国内外で紹介するべく活動している。ジョージアのワイン文化の伝統を大切にすることだけでなく、フランスのナチュラル・ワインの生産者とも交流が深く、地域のクヴェヴリ・ワイン全体の品質向上にも寄与しているといってよいだろう。ラマズのワインは、昔ながらの手造りワインに特有の、肩ひじ張らぬ素朴なおいしさにあふれるだけでなく、造り手の人間性と器の大きさを示す、おおらかさを感じられる。

    イメレティについて

    ジョージア西部の亜熱帯性気候に属する産地。西側は黒海まで約100kmに迫り、年間降水量は約1300mmに達する上に重い粘土質土壌なので、ブドウ畑はゆるやかな斜面にあることが多い。自家用にワインを醸造する家庭が今も多く、ブドウ樹を一本づつ支柱に沿わせたり、ブドウ棚に仕立てたりしている小さなブドウ畑が点在する。主要都市クタイシは古代ギリシアの叙事詩『アルゴナウタイ』の中で、主人公イアーソーン達が黄金の羊皮を求めて訪れたコルキス王国の首都として登場し、王宮にはワインの噴出する泉があったという。クヴェヴリはジョージア西部では「チュリ」と呼ばれ、ブナなどの木材の板で蓋をして、発酵後は特殊な粘土を盛って密封する。醸造も白ワインは果汁のみか、果皮を一部加えて発酵するので軽くしなやかで口当たりの良いワインが多い。主要な地場品種は白はツィツカ、ツォリコウリ。赤はオツハヌリ・サペレ。

    ジョージアについて

    ジョージアは黒海とコーカサス山脈に囲まれた世界最古の伝統的ワイン生産国である。面積は北海道の約83%にすぎないが、400種類以上におよぶ地場品種の宝庫であり、約8000年前からワイン造りが行われて来た。ヨーロッパとアジアの接点に位置し、幾たびも異民族の侵略にさらされてきたが、4世紀にキリスト教国となって以来、ワインは信仰とともに人々の生活に根付き、途切れることなく醸造されている。ソヴィエト連邦の支配下でも、人々は太古と同じやり方で庭の一角に埋めた甕(クヴェヴリ)で自家消費用のワインを作り続けた。1991年の独立後、最大の輸出先であったロシアが2006年にジョージア産ワインの輸入を禁止したことがきっかけとなって、伝統的醸造手法の持つ意味と価値が見直され、2013年にクヴェヴリによるワイン醸造がユネスコ世界無形文化遺産に登録された。クヴェヴリで醸造されたワインは大半が自家消費用のため市場に出回る量は少ないが、工業的な醸造の対極にある自然な手法として世界的に注目を集めている。

    Solikouri Nakhshirgele
    ソリコウリ・ナフシルゲレ

    品種:ツォリコウリ100%
    植樹:1990年頃、1930~50年
    位置:標高150m、南西向き
    土壌:粘土質 、シレックス
    醸造:クヴェヴリで数ヵ月間のスキンコンタクト。クヴェウリで8ヵ月間熟成。

    2018年に亡くなった、Our Wineのソリコへのオマージュとして、2017年から、ツォリコウリ→ソリコウリに改名。ツォリコウリでのマセレーションを提案してくれたのは、ソリコだった。ナフシルゲレは村名。
    ¥4730 (2022)
    ¥4950 (2023) (skin contact 5 months) 

    Tsitska Tsolikouri Nakhshirgele
    ツィツカ・ツォリコウリ・ナフシルゲレ

    品種:ツィツカ60%、ツォリコウリ40%
    植樹:1935年頃
    位置:標高150m、南西向き
    土壌:粘土、火打石
    醸造:スキンコンタクトなしクヴェウリで8ヵ月間熟成

    イメレティではこの2つの品種をブレンドすることも良く見受けられる。どちらかといえば、ふくよかなツィツカと、垂直的なツォリコウリのブレンド。
    ¥4950 (2023)

    Tsolikouri Orkhvi
    ツォリコウリ・オルフヴィ

    品種:ツォリコウリ100%
    植樹:1955年頃
    土壌:粘土質
    醸造:スキンコンタクトなしクヴェウリで8ヵ月間熟成

    オルフヴィ村のツォリコウリを使用している。クヴェヴリで醸造するが、色は、通常の白ワインに近い。骨格を感じさせる味わいがあるが、タンニンはそれほど感じさせない。
    ¥4730 (2022)

  • Hervé Villemade

    Hervé Villemade

    エルヴェ・ヴィルマード

    フランス / ロワール

    手頃な価格帯のワインの域を大きく超える、清澄な果実味と生命感あるワインで、フランスで熱心なファンを持つエルヴェ・ヴィルマード(旧ドメーヌ・ドゥ・ムーラン。2015年に社名変更)。シュヴェルニーにあるドメーヌの歴史は、エルヴェの祖父が創業した1939年に遡る。エルヴェはティエリ-・ピュズラとの親交からヴァン・ナチュールに傾倒し、1999年ビオロジック開始、2002年にエコセールの認証を取得した。現在自社畑22ha,契約畑13ha。セラーでも、伝統的器材に潤沢に投資し、発酵は台形木製タンク(高価)も多数使用。熟成にも15hlの木樽や、台形木製タンクを多く用いる。2014年以降は、ジョージア産アンフォラでの発酵・熟成も試みなど、意欲的。亜硫酸塩の添加は醸造時ゼロ、瓶詰め時のみ10mg/Lにとどめる。ジューシーで格調高い酸が心地よいシュヴェルニー・ルージュは、ピノ・ノワール主体。ロワールの稀少土着品種ムニュ・ピノにも注力し、その持ち味であるくっきりとした鉱物感も見事に表現する。

    ロワール河上流地区について

    「フランスで多分、最も見分けやすい爽やかな白ワイン。ソーヴィニヨン・ブランは世界で最も素晴らしく、最も洗練されたワインを生み出すことができる」とジャンシス・ロビンソンが語るサンセールとプイイ・フュメが、この地域の代表格。ともに石灰粘土の丘陵と、ほぼ大陸性気候の中で育ち、一部のクリュには火打ち石が豊富に含まれ、シャブリと同じ中生代ジュラ紀キンメリジアン階の粘土石灰岩が現れる地域もある。プイイ・フュメは全て白、サンセールは生産の8割以上が白。ロワール河上流地区では最も河下で、トゥーレーヌに隣接するシュヴェルニーは,1993年にAOC認定された比較的新しいアペラシオン。ロワール河の砂土、粘土、小石が主な土壌で、赤白ともブレンドが必須。白はソーヴィニヨン・ブラン60~85%。赤はガメ40~60%、カベルネ・フラン、コは15%以内。ピノ・ノワールもブレンドに多用される。AOCクール・シュヴェルニーは白のみで、ロモランタン100%が義務づけられる。

    ロワールについて

    大西洋岸に注ぐフランス最長の河(1,000km)の両岸に続く産地。「フランスの庭園」と呼ばれ、河沿いにかつての王侯貴族の壮麗な古城が多数点在する景観は、世界遺産にも登録されている。この地方はブドウ栽培の北限に近く、ワインは比較的酸が高い。ワインの名称と、それに含まれるワインの関係はかなり込み入っており、例えばソーミュール、アンジュなどの呼称は赤、白、ロゼのどれにも適応され、同じ呼称の中でブドウの品種も甘さの度合いも様々であることが、消費者を戸惑わせることが多い。ともあれ「このエリアはフランスで最も多様で、かつ軽んじられてきた産地。軽く、爽快で、はっきりとした酸味を持ち、昔から魅力的と言われているエリアなのに、現代のワイン消費者は、重さと強さに取り憑かれているため、ロワールは、正当な評価を受けていない」とジャンシス・ロビンソンは喝破する。ロワール河河口から上流に向かって、ペイ・ナンテ地区、アンジュー・ソーミュール地区、トゥーレーヌ地区、ロワール上流地区の、大きく4つのエリアに区分される。

    VdF – Bulle 2020
    ビュル

    品種:シュナン・ブラン、シャルドネ、ムニュピノ
    植樹:1980年代
    位置:標高75~115m
    土壌:粘土質、シレックス
    醸造:ブドウを直接プレスして、醗酵が完全に終わる前に瓶詰め。6~12ヵ月間おいた後にデゴルジュマ
    ン。

    2016年にビオロジック認証取得。ドザージュはしないが、ほんのり甘味を残した味わいに仕上げるのが、エルヴェの腕の見せ所。メトード・アンセストラル。
    ¥4400

    VdF – Bulle Rosé 2023
    ビュル・ロゼ


    品種:ピノ・ドニス
    土壌:シレックス混じりの粘土質 
    醸造:醗酵が完全に終わる前に瓶詰め。6ヵ月間おいた後にデゴルジュマン

    ロワール (ヴァンドモワ Vendômois)からの買いブドウ。ビオロジック栽培の畑。
    ¥4620

    VdF – Sauvignon 2023
    ソーヴィニョン

    品種:ソーヴィニョン・ブラン100%
    植樹:1986年平均
    位置:標高75~115m
    土壌:粘土質、シレックス
    醸造:グラスファイバータンクもしくはステンレスタンクで醗酵。樹脂製タンク及び琺瑯タンクで4~5ヵ
    月間熟成。

    りんごやカリンを思わせる香り。果実味たっぷりだが、ソーヴィニョン・ブランの品種由来のほんのりとした苦みが、後味をしめる。
    ¥3630

    VdF – Gamay 2022
    ガメ


    品種:ガメ100% 
    醸造:円錐台の木製樽で4ヵ月間熟成

    ロワール(ヴァレ・デュ・シェール Vallée du Cher)からの買いブドウ。自社畑のワインと同じように、フィルターなし、自然酵母、醸造中の亜硫酸無添加、無濾過で造られる。エルヴェ・ヴィルマードらしい、軽快な飲みごこち。
    ¥3630

    VdF – Côt 2020


    品種:コ100%
    醸造:円錐台の木製樽で9ヵ月間熟成。ロワール(ヴァレ・デュ・シェール Vallée du Cher)からの買いブドウ。自社畑のワインと同じように、フィルター、自然酵母、醸造中の亜硫酸無添加、無濾過で造られる。

    ロワール(ヴァレ・デュ・シェール Vallée du Cher)からの買いブドウ。自社畑のワインと同じように、フィルター、自然酵母、醸造中の亜硫酸無添加、無濾過で造られる。エルヴェ・ヴィルマードらしい、軽快な飲みごこち。ガメより少し長く、樽熟成が長い。エルヴェ・ヴィルマードらしい、軽快な飲みごこち。ガメより少し長く、樽熟成が長い。
    ¥3520

    VdF – Pinot Noir 2022
    ピノ・ノワール


    品種:ピノ・ノワール100%
    醸造:円錐台の木製樽で6ヵ月間熟成

    ロワール(ヴァレ・デュ・シェール Vallée du Cher)からの買いブドウ。自社畑のワインと同じように、フィルターなし、自然酵母、醸造中の亜硫酸無添加、無濾過で造られる。
    ¥4290

    Cheverny Rouge – Domaine
    シュヴェルニ・ルージュ ドメーヌ

    品種:ピノ・ノワール60%、ガメ40%
    植樹:1980年年代以降
    位置:標高75~115m、平地
    土壌:粘土質、シレックス
    醸造:全房醗酵で2週間マセレーション。木製タンク、コンクリートタンク、
    228L樽で6ヵ月間熟成。

    軽やかさと、しっかりと熟した果実味の共存するワイン。ピノ・ノワールがシルキーなタンニンとリコリスのような香りを、ガメがフレッシュな後味を与える。気軽なワインバーだけでなく、レストランなど、様々な場面で楽しめるワイン。
    ¥4400 (2024)
    ¥3630 (2022)

    Cheverny Blanc – Domaine 2022
    シュヴェルニ・ブラン ドメーヌ

    品種:ソーヴィニョン・ブラン主体、シャルドネ
    植樹:1990年代以降
    位置:標高75~115m
    土壌:粘土質、シレックス
    醸造:グラスファイバータンクもしくはステンレスタンクで醗酵。樽熟成。

    シレックスを多く含む土壌で、ソーヴィニョン・ブランの果実味と香り、シャルドネの垂直的な鉱物感が特徴。
    ¥3630

    VdF Rouge – Cuvée BOVIN Rouge 2022
    キュヴェ・ボヴァン・ルージュ

    品種:ガメ
    植樹:1975年~1994年
    位置:標高75~115m、平地
    土壌:粘土質、シレックス
    醸造:コンクリートタンクで約2週間全房マセレーション。木製タンクで熟成。

    可愛い牛(=Bovin:フランス語)のデザイン。1L瓶で、早詰め、早飲みがコンセプト、プリムールのような気軽なワイン。昔のリットル売りしていた頃の文化に因んでボトルも1L瓶かつリサイクル。そのため瓶それぞれの色が違う。
    ¥3520

    Cheverny Blanc – Montcrochet 2021
    シュヴェルニ・ブラン モンクロシェ

    品種:ソーヴィニョン・ブラン35%、ソーヴィニョン・ロゼ35%、シャルドネ20%、ムニュ・ピノ10%
    位置:標高75~115m
    土壌:粘土質、シレックス
    醸造:グラスファイバータンクもしくはステンレスタンクで醗酵。アンフォラと木樽で熟成。

    Montcrochetはセラーから5km程離れた、複数の品種の植わる区画。ソーヴィニョン系の香りや、果実味よりも酸味とミネラルを基調とした味すじ。瓶詰め前の熟成期間も長いので落ち着いている。

    ソーヴィニョン・ブランらしい華やかでアロマティックなニュアンスの中に、白胡椒のようなスパイシーな風味、ミネラリティ―ある酸が調和している。

    多様な面があるが、味わいは明るく軽やか。
    ¥4620

    Temps Present 2023
    タン・プレザン

    品種:ムニュ・ピノ100%
    植樹:1975年、2010年
    位置:標高100~150m
    土壌:砂を含む粘土石灰質
    醸造:琺瑯タンクで醗酵。琺瑯タンクでシュールリー熟成。翌年春に瓶詰め(ティラージュ)。1年後にデゴルジュマン。

    2023年に跡継ぎのいなくなった友人からムニュ・ピノの畑を買った。長い間バイロジック栽培で行われてきたため、畑の状態も特別良かったので購入に踏み切った。表土の石が少なく涼しい土壌で、23VTには際立って美しい酸の果汁が取れたので、一時醗酵後の試飲の結果、メトード・トラディショネルを造ることに決めた。キュヴェ名(”Temps Présent”=”今この瞬間”)とラベルは写真家に依頼。長時間露光で撮影した水平線がモチーフ。

    「澄明」という言葉が頭に浮かぶような澄み渡った味わい。辛口ですっきりとしているので暑い季節にも飲みやすい。
    ¥4840

  • Noûs (Cooperativa Vino Nuovo)

    Noûs (Cooperativa Vino Nuovo)

    ヌース(コーペラティーヴァ・ヴィーノ・ヌォーヴォ)

    イタリア / シチリア

    ワイナリー名のヌースとは、新プラトン主義で、神が初めて降臨した時に発した神聖な理性を指す。アレッサンドロ・フィリッピは、ソアヴェで長い歴史を持つワイナリーの出身。量子物理学からヒントを得たという独自の理論を元に、イタリア各地でコンサルタントとして活躍する。フィリッピがシチリア島西端部、トラパニ郊外で醸造責任者を務める協同組合がNoûs(ヌース)である。組合の構成農家はわずか4名で、アレッサンドロの指導の元、ビオロジック栽培へと転換した。アレッサンドロはかつて、同エリアの古樹を守るために立ち上げた協同組合“カンティーナ・エリチーナ”を率いていたが、400名もの栽培農家の意見が整わず、現在この組合は解散した。しかし栽培農家には100年を越えるネーロ・ダーヴォラやカタラットの古木を持つ農家も多くいた。現在はアレッサンドロの意見に理解を示してくれた4名の栽培家との協同組合だが、今でもその他の栽培家たちの復帰の説得は続けている。

    シチリアについて

    東西約300km(トリノ~フィレンツェ間とほぼ同距離)、南北約180kmに渡って広がる地中海最大の島。最南端はチュニジアの首都チュニスより緯度が南となり多くの地域は非常に乾燥する。東部に標高3,329mの活火山エトナ山、中南部に真っ白な石灰岩が海岸に露出するカルタニセッタ、赤い酸化鉄を含んだ土壌が散在するラグーザなど極めて多彩なテロワールを持つ。かつてはヨーロッパ最大のバルクワイン供給地の一つだったが、1990年代後半以降は品質志向のワイナリーが出現、2000年以降はいわゆる国際的スタイルからの脱却も少しづづ進んでいる。またこの島は固有品種の宝庫とも言われ、黒ブドウでは重厚なネロ・ダーヴォラ、繊細でフローラル、かつ高い酸のネレッロ・マスカレーゼ、フラッパートほか。白ブドウではグリッロ、カッリカンテ、カタラットなどに世界から特に注目が集まっている。現在はイタリア内外の有名生産者が、シチリアはエトナの山麗に畑を求めるブームが活火山のように燃えさかっている最中である。

    IGP Terre Siciliane – Catarratto
    テッレ・シチリアーネ カタラット

    品種:カタラット
    植樹:1980年代
    位置:標高200m
    土壌:砂岩沖積土
    醸造:ステンレスタンクで醗酵。ステンレスタンクで澱とともに4ヵ月間熟成、瓶詰め後2ヵ月間熟成

    やさしく圧搾して得たフリーランジュースを使用。色は青みを帯びたブライトイエロー、ノーズはフレッシュ、フローラル。味わいはドライでフレッシュ、繊細なハーブのニュアンスを感じる。
    ¥3630 (2024)

    Sicilia – Nero d’Avola
    シチリア ネーロ・ダーヴォラ

    品種:ネーロ・ダーヴォラ
    植樹:1999年
    位置:標高200m、南南西向き
    土壌:石灰粘土質土壌
    醸造:21日間マセレーション。ステンレスタンクで25日間醗酵。ステンレスタンクで14ヵ月間熟成

    暑い地域の品種らしい、複雑なハーブの香りと、口の中いっぱいに広がる果実味。アルコール度数も高いが、きっちりと酸味を残した造りなので、飲み飽きることが無い。
    ¥4070 (2024)

  • Nikoloz Antadze

    Nikoloz Antadze

    ニコロズ・アンターゼ

    ジョージア / カヘティ

    アンターゼ一家は17世紀からカヘティ地方のマナヴィ村とトフリアウリ村に畑を所有していたが、ジョージアがソヴィエトの政権下に落ちた際に国に没収されてしまった。2006年、ニコロズはマナヴィ村にブドウ畑を購入し、バイオロジック栽培で畑を管理し、クヴェヴリでのワイン造りを始める。栽培品種は、ジョージアの土着品種であるムツヴァネ・カフリとルカツィテリ。マナヴィ村の畑は、ジョージアが君主制をひいていた19世紀までの間、このエリアで出来たブドウで王室に献上するワインが造られていたことから、「ロイヤル・クリュ」とも呼ばれていた。その年の気候条件が反映するワイン造りを目指し、手入れをする前にブドウの樹を観察して極力介入せずに済むよう心がけている。2013年に建造された土と藁のマラニで醸造を行い、常に新しい試みをもって行うため、ヴィンテッジによって味わいが異なる部分もある。例えばサペラヴィではタンニンが強くなりすぎないように、サペラヴィの梗を使わずによりタンニンの穏やかなルカツィテリの梗を投入したり、白ブドウのマセレーションを試行錯誤している。これらの努力が、品種とテロワールの可能性を引き出した味わいになると信じる芸術家肌の造り手である。

    カヘティについて

    ジョージア全体で約7万ha(2005年)あるブドウ畑の約70%は、東部のカヘティ地方に集中している。首都トビリシの東から始まり、北は大コーカサス山脈、南をアゼルバイジャンとの国境に囲まれており、冬は山脈からの寒気が吹き下ろし、夏は砂漠から暑く乾燥した空気が張り出し、時々大雨や洪水・雹に見舞われる。主な地場品種は白はタンニンが豊富で男性的なルカツィテリ、繊細で女性的なムツヴァネ、赤は色が濃くタンニンの豊富なサペラヴィ。かつての国営農場だったり国外からの投資で設立されたりした大規模な醸造所は、地場品種の他にカベルネやシャルドネなどの国際品種を、現代的なステンレスタンクやバリック樽で醸造している。伝統的なカヘティ式醸造では、白・赤ともに果皮・果肉を全部クヴェヴリに入れて、約6ヵ月間醸し発酵して沈殿物とともに熟成するのでタンニンが豊富なことが多いが、近年は果梗の量を調整するなどしてバランスのとれたものも増えてきている。

    ジョージアについて

    ジョージアは黒海とコーカサス山脈に囲まれた世界最古の伝統的ワイン生産国である。面積は北海道の約83%にすぎないが、400種類以上におよぶ地場品種の宝庫であり、約8000年前からワイン造りが行われて来た。ヨーロッパとアジアの接点に位置し、幾たびも異民族の侵略にさらされてきたが、4世紀にキリスト教国となって以来、ワインは信仰とともに人々の生活に根付き、途切れることなく醸造されている。ソヴィエト連邦の支配下でも、人々は太古と同じやり方で庭の一角に埋めた甕(クヴェヴリ)で自家消費用のワインを作り続けた。1991年の独立後、最大の輸出先であったロシアが2006年にジョージア産ワインの輸入を禁止したことがきっかけとなって、伝統的醸造手法の持つ意味と価値が見直され、2013年にクヴェヴリによるワイン醸造がユネスコ世界無形文化遺産に登録された。クヴェヴリで醸造されたワインは大半が自家消費用のため市場に出回る量は少ないが、工業的な醸造の対極にある自然な手法として世界的に注目を集めている。

    Rkatsiteli
    ルカツィテリ

    品種:ルカツィテリ100%
    植樹:1970年代
    位置:標高650m
    土壌:粘土石灰質土壌
    醸造:クヴェヴリで6ヵ月間マセレーション。クヴェヴリで1年間熟成。
    カヘティを代表する白品種で、さまざまなスタイルのワインが作られる。2015VTはスキンコンタクトなし。

    Rkatsiteli – KAKABETI 100 Years Old Vines
    ルカツィテリ カカベティ(樹齢100年)

    品種:ルカツィテリ100%
    植樹:1900年代
    位置:南西向き
    土壌:石灰質に富む土壌
    醸造:クヴェヴリで6ヵ月間スキンコンタクト。クヴェヴリで3ヵ月間熟成

    ニキのワイナリーのある、マナヴィ村から、車で20分ほどのカカベティという村にある、ゴブレにしたてられた、古い畑。高い樹齢ならではの、スケールの大きさを感じさせる。
    ¥6050 (2017)

    Saperavi
    サペラヴィ

    品種:サペラヴィ100%
    植樹:1980年年代
    位置:標高500m、南向き
    土壌:粘土石灰質土壌
    醸造:クヴェヴリで1ヵ月間スキンコンタクト。クヴェヴリで9ヵ月間熟成(スキンコンタクト期間を含む)

    スキンコンタクト中にルカツィテリの梗を入れる。サペラヴィの梗は青く、強いタンニンを残すので、よりデリケートなタンニンを得るため、ルカツィテリの梗を入れた。2014、15年はピジャージュをしていたが、2016年はルモンタージュのみ、など試行錯誤している。重すぎず、しかしサペラヴィ種の個性は可能な限り引き出すことを狙っている。
    ¥4400(2019)
    ¥4620(2021)
    ¥5280(2022)