ファットリア・ナンニ
イタリア / マルケ

ファットリア・ナンニは、マルケ州アピーロのアルジッチ地区に位置するワイナリーである。ワイナリー名は、この地に1967年ヴェルディッキオを植えたジョヴァンニ・ピエルシジッリの愛称「ナンニ」に由来する。現オーナーのロベルトはジョヴァンニと面識はなかったが、収量が少なく栽培の難しい土地に果敢に挑み、ヴェルディッキオを植えた先人への敬意を込めて、この名をつけた。現在は、ジョヴァンニが植えた畑を含む計5区画、合計8.8haを所有し、いずれもバイオロジック栽培で管理している。畑は標高約400mの丘陵地に位置し、冷涼な気候と、粘土質・砂質・砂岩由来の岩盤を含む土壌が特徴である。セラーでは低温管理のもと野生酵母で発酵を行い、マロラクティック発酵を行わず、澱とともに熟成させる。キュヴェ「アルジッチ」は3〜6ヶ月、「オリジニ」は18〜24ヶ月の熟成を経て瓶詰めされる。
マルケについて
イタリア半島中央部東側、アドリア海沿岸に広がるマルケ州。西端はトスカーナとも州境を接する。作曲家ロッシーニはこの州のペサロ出身。1860年に統一されるまで、マルケはローマ教皇の支配下にある小自治区の集まりだった。現在は「過去20年、明らかにイタリアを代表する土着品種として君臨し、良質な白ワインを生み出し続けてきたヴェルデッキオ造りで最も重要な州」(M.W.ニコラス・ベルフレージ)。「素晴らしいシャルドネが世界の多くの地域で生まれるのに対し、素晴らしいヴェルデッキオはここでしか生まれない」とまで、ベルフレージは語る。赤の重要DOCは、1968年認定のロッソ・ピチェーノ。基本的にはモンテプルチアーノ35~70%、サンジョヴェーゼ30~50%、その他15%までのブレンドだが、品種表示の場合はその品種85%以上が義務づけられる。
Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Superiore – Arsicci
ヴェルディッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イェージ・クラッシコ・スペリオーレ アルジッチ
品種:ヴェルディッキオ主体、トレッビアーノ
植樹:1970年代
位置:標高450m
土壌:表土に岩の多い粘土石灰土壌
醸造:収穫用コンテナで運ばれたブドウは一晩冷蔵され、翌日全房で酸素の無い状態でプレス。ステンレスタンクで醗酵。ステンレスタンクで3ヵ月間熟成後、瓶内で3ヵ月間。マロラクティック醗酵なし。
マチェラータ県アピーロ地区アルジッチ産のワイン。ワイナリー所有畑の中でも最も標高の高い区画に由来し、炭酸カルシウムを豊富に含む石灰質土壌とヴェルディッキオの特性が相まって、塩味を帯びた清涼感ある味わいを生み出す。ライムを思わせるフレッシュなグリーンノートと、切れの良い酸味が引き締まった味わいを形づくっている。
¥3630 (2023)
