タグ: ピエモンテ

  • Vigneti Costacurta

    Vigneti Costacurta

    ヴィニェーティ・コスタクルタ

    イタリア / ピエモンテ

    造り手のグイード・コスタクルタはミラノのデザイン専門学校を卒業後、広告会社などでアート・ディレクターやグラフィック・デザイナーとして働いてきた。その間グイードは自身のワインの世界への情熱を発見し、ソムリエのコースを受講、イタリア各地のワイナリーを訪問。アルト・ピエモンテを初めて訪れたのは2017年のことで、それ以降何度か散策に来ては、この地域の(ワインの)ときに忘れられてきたポテンシャルに興味を持つようになる。アルト・ピエモンテは19世紀の終わりには、ランゲやロエロよりも広い40000haのブドウ作付面積があったが、イタリアの近代化の流れの中で多くの農家が工場へと働きに行くようになり、現在の作付面積は5000haほど。耕作放棄地となった畑はすべて雑木林に戻ってしまった。本格的にブドウ畑を探し始め、ブドウ畑はあまり良い状態とは言えなかったが、まずはワインメーカーとして第一歩となる0.5haのゲンメの畑を2018年に購入する。そこから少しずつ畑を購入したり、新しくブドウを植えたりしながら、現在ゲンメに2ha、シッツァーノに1haの畑を所有する。上述の通り再興の始まったばかりの地域でもあり、グイードの畑も彼が植えた若い畑ばかりなので、ストラクチャーが出てくるにはまだ時間がかかるかもしれないが、丁寧な抽出を感じるテクスチャーのあるワイン造りを目指している。また、この地で経験を重ねるうちに、ネッビオーロ、とくに”コビアンコ”と呼ばれるアルト・ピテモンテのクローンに興味を持ち、少しずつその栽培面積を増やしながらコビアンコのさらなる可能性を見出している。

    アルト・ピエモンテについて

    ネッビオーロを主体とする上質な赤ワインの産地として名高いアルト・ピエモンテはピエモンテ州北部の生産エリアで、2億8千年前に大噴火を起こしたとされる火山とアルプス山脈を形成した造山運動により、土壌には火山岩や火成岩を多く含む。アルプスのモンテ・ローザ(最高地点4634m)を源流とするセージア川上流域のDOCGガッティナーラ、DOCGゲンメでは多くのイタリアのワイン生産地と同様に、ローマ時代以前からブドウが栽培されてきた。モンテ・ローザからの冷風が吹き下ろすため、昼夜の寒暖差は大きくまた、イタリアでも随一の降雨量の多さでも知られる。ランゲからは100kmほど北の生産地域でその分平均気温も低く、上記の気候条件により気候変動による気温の上昇や降雨量の減少などの影響も穏やかなことからも、関心の高まっているワイン生産エリア。ちなみにミラノ・マルペンサ空港からは車で一時間たらずの距離である 。

    ピエモンテについて

    イタリア北西部、アルプス山脈の南麓で、フランスと国境を接する州。面積はシチリアに続いてイタリア第2位。ワイン生産量は7位だが、その品質、多様性、独創性についてイタリアの首座にあると自負する州。DOCGは16、DOCは42にも達する。その心臓部は、州南部のバローロとバルバレスコ以外にも多くの地域で多彩なワインを生む。その筆頭は北部で繊細なネッビオーロを生むガッティナーラとゲンメの両DOCG。南東部アスティ地方では広く知られるバルベーラ、モスカート・ビアンコのスパークリング以外にも、ドルチェットやグリニョリーノも重要品種。南部のガーヴィ/コルテーゼ・ディ・ガーヴィDOCGの優美な白も、近年は本来の輝きを取り戻している。白では、バローロの北隣、ロエーロ地区のロエーロ・アルネイスも安定した人気を確立した。さらに近年では、アスティ県周辺の高標高地区、アルタ・ランガDOCGでの瓶内二次発酵ワインの生産も活況を呈し始めている。

    Colline Novaresi Nebbiolo – Mezzatinta 2020
    コッリーネ・ノヴァレーズィ・ネッビオーロ メッツァティンタ

    品種:ネッビオーロ100%
    植樹:1950年
    位置:海抜約250m、南東向き
    土壌:氷河堆積物、粘土
    醸造:除梗後すぐにソフトプレスし、低めの温度でコントロールしながらステンレスタンクで発酵。ステンレスタンクで6ヵ月間熟成。最低3ヵ月間瓶熟成してからリリース。

    Sizzanoの畑でとれたブドウから醸造。薄い色合いの通り、華やかで新鮮な赤い果実の香りと、酸による締まりのある味わい。冷やしめでサーブがおすすめ。スクリューキャップ。
    ¥3520

    Colline Novaresi Nebbiolo – Tintaunita 2020
    コッリーネ・ノヴァレーズィ・ネッビオーロ ティンタウニータ

    品種:ネッビオーロ主体
    植樹:1950年
    位置:海抜約250m、南東向き
    土壌:氷河堆積物、粘土
    醸造:除梗後ステンレスタンクで10日間マセレーション、その間ルモンタージュで
    優しく抽出をおこなう。ステンレスタンクで6ヵ月間熟成。最低3ヵ月間瓶熟成してからリリース。

    Sizzanoの畑でとれたブドウから醸造。果実がフレッシュさを保っているうちに収穫。深い赤色で抽出は濃くない。フレッシュさを楽しむ早飲みのワイン。スクリューキャップ。2020VTはネッビオーロに土着品種を50%ほど混ぜて醸造していたが、2021VTからは、ネッビオーロ100%で醸造。このキュヴェでもDOCを取得した。
    ¥3520

  • Trinchero

    Trinchero

    トリンケーロ

    イタリア / ピエモンテ

    現当主エツィオは、かつて約50ha所有していた畑を「自ら畑の世話ができる規模にするため」13 haに縮小した勇気と決断力のある情熱家。トリンケーロの代名詞でもあるバルベーラはそもそも酸が高い品種であり、エツィオのように果実の完熟を待ち、しっかりと抽出もすると、20年以上も深みと気品ある表現力を増し続ける。特に1925年植樹のバルベーラから生まれる「ヴィーニャ・デル・ノーチェ」は偉大な伝統派のバローロにも似て、「辛抱強く待てば必ず応えてくれる」ワインである。バルベーラ以外にもネッビオーロやフレイザなどのピエモンテの地品種を数多く植えているが、出来上がるワインはいずれもトリンケーロのワインらしい大柄な骨格を備えている。  1982年から、若くしてワイナリーの運営から造りにまでかかわってきたが、90年代の終わりに転機が訪れれ、グラヴナーをはじめとする、フリウリの偉大な造り手たちのマセレーションの白ワインを飲み、大きく影響を受けた。それまでのワイン醸造を考え直し、特に白品種の醸造において、マセレーションでの醸造を始める。  持ち味の酸と酒質の強さを優美に柔らげるためには、樽や瓶での長期の熟成が不可欠ではあるが、時間をかけて瓶詰めされるワインには確固たる個性が備わっている。

    アスティについて

    アスティ県は、バルバレスコの北東に位置する。その最重要DOCGワインは、バルベーラ・ダスティとモスカート・ダスティ(およびアスティ・スプマンテ)である。この地のバルベーラは、今ではピエモンテの2番目の最も輝かしい赤ブドウとして、また最も現代風なブドウとして論議の的となっている。総じて酸が高いイタリア赤ワイン品種の中でも、バルベーラ種は抜きんでて酸が高いという特徴があるが、一般的にはバルベーラ・ダスティとバルベーラ・ダルバ(ランゲ地区産)の味わいの差は、果実味豊かでパワフルなバルベーラ・ダルバに対し、バルベーラ・ダスティは酸が際立ちエレガントと言われる。白ブドウのモスカートからは、微発泡性で甘口の、マスカットブドウの最も祝福された典型と言える優れたモスカート・ダスティが生まれる。このワインには、他のどのワインよりもアルコールが少ない(5%前後 )個性を持つ。大半のモスカート・ダスティはシャルマー方式で生まれる。

    ピエモンテについて

    イタリア北西部、アルプス山脈の南麓で、フランスと国境を接する州。面積はシチリアに続いてイタリア第2位。ワイン生産量は7位だが、その品質、多様性、独創性についてイタリアの首座にあると自負する州。DOCGは16、DOCは42にも達する。その心臓部は、州南部のバローロとバルバレスコ以外にも多くの地域で多彩なワインを生む。その筆頭は北部で繊細なネッビオーロを生むガッティナーラとゲンメの両DOCG。南東部アスティ地方では広く知られるバルベーラ、モスカート・ビアンコのスパークリング以外にも、ドルチェットやグリニョリーノも重要品種。南部のガーヴィ/コルテーゼ・ディ・ガーヴィDOCGの優美な白も、近年は本来の輝きを取り戻している。白では、バローロの北隣、ロエーロ地区のロエーロ・アルネイスも安定した人気を確立した。さらに近年では、アスティ県周辺の高標高地区、アルタ・ランガDOCGでの瓶内二次発酵ワインの生産も活況を呈し始めている。

    Rosso Racines ロッソ・ラシーヌ

    品種:バルベーラ100%
    位置:標高250m、南西
    土壌:粘土石灰質
    醸造:セメントタンクで30日間マセレーション。ステンレスタンク、セメントタンクか木樽で30~36ヵ月間熟成。
    トリンケーロの代名詞とも言えるバルベーラ。若木や、比較的冷涼な畑のブドウを原料に、日本向けに特別に造ってもらっている。エントリーレベルのワインながら、エツィオ本人の品質へのこだわりは変わらず、30~36ヵ月間の長期熟成を行う。
    ¥3300

  • Tenute Guardasole

    Tenute Guardasole

    テヌーテ・グアルダソーレ

    イタリア / ピエモンテ

    1950年からボーカの地に住むブーイ家ではブドウの専業農家だったことはなくワインは自家消費用として造られていただけだった。「私たちの家は決して美しく豊かだったとは言えないが、飲むものには事欠かなかった」と当主のマルコ・ブーイは振り返る。マルコは農業専門学校とマーケティングの学位を取得した後、多国籍の広告代理店で働いていたが、週末には畑へと戻っては時を過ごしていた。やがてブドウ畑にもっと時間を捧げたいと思うようになり仕事を辞め、2009年にワイナリーを立ち上げる。”伝統への現代的なアプローチ”をモットーとし、この地域で築かれてきたものをないがしろにすることなく、現代の技術をどのように活用するのかが肝要だと考え、2haという小さな生産規模も全生産工程において自身の手の届く範囲にとどめ、丁寧な仕事を感じさせるしっとりとしたテクスチャーのワインを生み出す。

    アルト・ピエモンテについて

    ネッビオーロを主体とする上質な赤ワインの産地として名高いアルト・ピエモンテはピエモンテ州北部の生産エリアで、2億8千年前に大噴火を起こしたとされる火山とアルプス山脈を形成した造山運動により、土壌には火山岩や火成岩を多く含む。アルプスのモンテ・ローザ(最高地点4634m)を源流とするセージア川上流域のDOCGガッティナーラ、DOCGゲンメでは多くのイタリアのワイン生産地と同様に、ローマ時代以前からブドウが栽培されてきた。モンテ・ローザからの冷風が吹き下ろすため、昼夜の寒暖差は大きくまた、イタリアでも随一の降雨量の多さでも知られる。ランゲからは100kmほど北の生産地域でその分平均気温も低く、上記の気候条件により気候変動による気温の上昇や降雨量の減少などの影響も穏やかなことからも、関心の高まっているワイン生産エリア。ちなみにミラノ・マルペンサ空港からは車で一時間たらずの距離である 。

    ピエモンテについて

     イタリア北西部、アルプス山脈の南麓で、フランスと国境を接する州。面積はシチリアに続いてイタリア第2位。ワイン生産量は7位だが、その品質、多様性、独創性についてイタリアの首座にあると自負する州。DOCGは16、DOCは42にも達する。その心臓部は、州南部のバローロとバルバレスコ以外にも多くの地域で多彩なワインを生む。その筆頭は北部で繊細なネッビオーロを生むガッティナーラとゲンメの両DOCG。南東部アスティ地方では広く知られるバルベーラ、モスカート・ビアンコのスパークリング以外にも、ドルチェットやグリニョリーノも重要品種。南部のガーヴィ/コルテーゼ・ディ・ガーヴィDOCGの優美な白も、近年は本来の輝きを取り戻している。白では、バローロの北隣、ロエーロ地区のロエーロ・アルネイスも安定した人気を確立した。さらに近年では、アスティ県周辺の高標高地区、アルタ・ランガDOCGでの瓶内二次発酵ワインの生産も活況を呈し始めている。

    Virgilio 2021
    ヴィルジリオ

    品種:ヴェスポリーナ50%、ネッビオーロ30%、ドルチェット20%
    樹齢:1950年代、定期的に再植樹
    位置:標高450m、南~南西向き
    土壌:マグネシウムを含む石灰岩、火山岩と火成岩の小石 醸造:ステンレスタンクで1-3週間マセレーション。ステンレスタンクで700Lの木製樽で18ヵ月間熟成。
    キュヴェ名は、以前の畑の所有者の名前で必ずしも長期の熟成させることなく洗練されたワインを造る方法を知っていたヴィルジリオ翁へのオマージュ。畑の所有者がマルコに移った後も、シンプルな醸造でヴィンテッジの特徴が端的に現れるワイン。
    ¥5280

    Pio Decimo 2019
    ピオ・デーチモ

    品種:ネッビオーロ100%
    樹齢:2011年
    位置:標高450~490m、南向き
    土壌:マグネシウムを含む石灰岩、火山岩と火成岩の小石
    醸造:ステンレスタンクで2週間マセレーション。ステンレスタンクと大樽で18ヵ月間熟成。
    キュヴェ名はボーカのワインを愛飲していたとされるローマ教皇ピオ10世(ピオ・デーチモ)の逸話に由来する。ピエモンテの、ボーカの生産者であるマルコにとって、ネッビオーロ100%でワインを造ることは重要な意味を持つ。火山性土壌の持つ魅力を引き出し、優雅で骨格があり、ボーカならではの軽やかさを持ちつつ長期の熟成によってもその表情を変える。
    ¥6710

    Boca
    ボーカ

    品種:ネッビオーロ80%、ヴェスポリーナ20%
    樹齢:2011年
    位置:標高490m、南向き
    土壌:マグネシウムを含む石灰岩、火山岩と火成岩の小石
    醸造:ステンレスタンクで1ヵ月間マセレーション。ステンレスタンクと大樽で34ヵ月間熟成。
    畑は2011年にマルコの手により植樹がなされ、ネッビオーロ80%、ヴェスポリーナ20%で畑もワインも構成されている。一帯でも一番標高の高い区画で、モンテ・ローザから涼しい北風、極端な気候の変化を和らげるモンテ・フェネラがもたらす穏やかで安定的な気候はブドウを最適な成熟に導く。

  • Principiano Ferdinando

    Principiano Ferdinando

    プリンチピアーノ・フェルディナンド

    イタリア / ピエモンテ

    プリンチピアーノ家は、長らく神格化されたバローロ・モンフォルティーノを生む畑、フランチャに接した南西向き、標高350mの偉大なクリュ、ボスカレートを所有する。ランゲでの栽培農家としての歴史は1900年代初頭に遡り、1980年代前後はアルタ-レやスカヴィーノにブドウを供給していた。フェルディナンドは90年代には回転式タンクによるモダン・バローロを手がけたが、2002年以降、最長3ヶ月にも達する長期浸漬と大樽熟成を軸とする伝統的バローロ造りに回帰。同時にビオロジック栽培を開始。現在、主要な畑ではボルドー液や硫黄も使わない。トップ・クリュであり平均樹齢40年を越えるバローロ・ボスカレートは、収量をDOCG法上限の約1/3に抑える。伝統派らしく、いずれのキュヴェもやや薄めの色調ながら、深遠な陰翳と優雅で伸びやかな風味が魅力的。特にバローロの上級キュヴェ2種は、ビロードのような舌触りと妖艶な香気、長大な余韻を持ち、かつての伝統派の巨匠が示したバローロの優品にも劣らぬ魔性に溢れる。思慮深いフェルディナンドは長期的なマーケット醸成という視点から、ベーシックなドゥセットの導入と合理的な価格を実現・維持している。

    バローロについて

    瓶内で熟成を経ると“世界で最も誘惑的な香りのワインとなる”ネッビオーロ品種が、隣り合ったバルバレスコと共に、その最も深い響きを現すDOCG。長らく「ワインの王であり、王のワイン」と言われ、また「イタリアワインの中で、バローロほど重要な存在はない。バローロはフランスにおけるボルドー1級ワイン、ブルゴーニュのグラン・クリュのように、イタリアの赤ワインの偉大さを掲げる旗印である」とさえ語られる。1980/90年代に、いわゆる現代派と呼ばれる造り手が勃興し、極短期間の果皮浸漬とバリック新樽による濃厚かつ早飲み型バローロが興隆した。2010年ごろまでには伝統派回帰が進む一方で、伝統は生産者も現代派の長所を探り入れて果実味を生かす方向に動いた結果、バローロ全体の現代化と品質向上につながった。現在いわゆる典型的現代派は数社を残すのみとなっている。ワインのスタイルは通常、エリア西端のラ・モッラ、バローロ地区は比較的エレガント、東端のセッラルンガ地区が長熟後に最も深遠な偉大さを現すと言われる。2010 年からクリュ(追加地理言及)の表記が正式に開始された。

    ピエモンテについて

     イタリア北西部、アルプス山脈の南麓で、フランスと国境を接する州。面積はシチリアに続いてイタリア第2位。ワイン生産量は7位だが、その品質、多様性、独創性についてイタリアの首座にあると自負する州。DOCGは16、DOCは42にも達する。その心臓部は、州南部のバローロとバルバレスコ以外にも多くの地域で多彩なワインを生む。その筆頭は北部で繊細なネッビオーロを生むガッティナーラとゲンメの両DOCG。南東部アスティ地方では広く知られるバルベーラ、モスカート・ビアンコのスパークリング以外にも、ドルチェットやグリニョリーノも重要品種。南部のガーヴィ/コルテーゼ・ディ・ガーヴィDOCGの優美な白も、近年は本来の輝きを取り戻している。白では、バローロの北隣、ロエーロ地区のロエーロ・アルネイスも安定した人気を確立した。さらに近年では、アスティ県周辺の高標高地区、アルタ・ランガDOCGでの瓶内二次発酵ワインの生産も活況を呈し始めている。

    Langhe Bianco 2021 ランゲ・ビアンコ

    品種:ティモラッソ100%
    植樹:2010年
    位置:標高750m、南西~南東向き
    土壌:粘土石灰土壌
    醸造:ステンレスタンクで醗酵
    ステンレスタンクで10ヵ月間熟成
    畑はセラーから18km。アルタ・ランガのDOC地域にある高地の畑。初VTは2013年。1週間のマセレーションを試したが、自分のスタイルではないと思い翌年からはマセレーションなし。”白品種のマセレーションも好きだけれど、自分で作るのなら、すっきりとしたクリアな白がイタリアでもできることを証明したい。アルタ・ランガではその冷涼な気候から、現在はピノ・ノワール、シャルドネを栽培しスプマンテが多く作られている”。フェルディナンドはさわやかなピエモンテの白を造りたいと考えた末、コッリ・トルトネージ原産のティモラッソを植樹。
    ¥4180

    Dosset ドゥセット

    品種:ドルチェット100%
    植樹:1970年ごろ
    位置:標高400m、南西向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:1週間マセレーション。その後ステンレスタンクにて醗酵、熟成。ドゥセットとはピエモンテ方言でドルチェットを意味する。ランゲではドルチェットは毎日飲む用のワインとして軽めに作られてきたという歴史もある。通常より収穫を1~2週間早め、抽出も淡い。そして収穫年の12月には瓶詰めをしてしまう。”ランガという土地がネッビオーロのためではなくて、日常ワインの生産地でもあるから”と、フェルディナンドは話す。

    明るく淡めのチェリー・レッドの色合い、小粒の赤系果実の明るくチャーミングな香り。味わいとしても軽やかで明るいながら、口中横に広がる滋味もある。味わいとしても安定しており、シンプルに気軽に楽しめる。
    ¥2860 (2024)

    Barbera d’Alba バルベーラ・ダルバ

    品種:バルベーラ100%
    植樹:1970年代
    位置:標高300m、南向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:ステンレスタンクで20日間マセレーション。ステンレスタンクで10ヵ月間熟成。
    典型的な日常消費のバルベーラ。飲み心地が良く、アルコールも高すぎない。美しい果実味と特徴的なバルベーラの酸。2017VTまではキュヴェ名にラウラと名付けていたが、2018VTからはより高樹齢のセレクションをラウラと名乗ることにした。

    抽出感は中程度、果実味が良く生かされていて、味わいに充実感がありながらタンニンは比較的なめらかで、ついつい杯が進んでしまうワイン。味わいのトーンは比較的高め、やや土や素朴な香りもあるが、よく持続するきれいな酸がある。ドゥセット同様、良く安定してまとまっている。
    ¥3740 (2023)

    Langhe Freisa 2022 ランゲ・フレイザ

    品種:フレイザ100%
    植樹年:2009年
    位置:標高400m、南西向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:ステンレスタンクで20日間マセレーション。大樽で6ヵ月間熟成。フレイザ単一は2015VTまで醸造して いたが、その後は他の4品種とともにランゲ・ロッソにブレンドされていた。しかし世界的な単一品種の需要が高まり2021VTから、フレイザ単一での瓶詰めを行うことが出来たと、造り手としては喜んでいる。フレイザはランゲで一番、野性的な品種かもしれない。タンニンは多いが、エレガントな酸とチャーミングな果実味はプリンチピアーノらしい。
    ¥3850

    Langhe Rosso 2022 ランゲ・ロッソ

    品種:スラリーナ
    植樹:2016年
    位置:標高750m、東向き
    土壌:砂質、粘土石灰土壌
    醸造:ステンレスタンクで約2週間マセレーション。ステンレスタンクで6ヵ月間熟成。
    フェルディナンドは、アルタ・ランガの畑でビアンコ(ティモラッソ種)に並ぶランゲ・ロッソを作りたいと考えていた。在来品種のブドウをいくつか試してみたところ、彼は特にスラリーナに惹かれ、セッラヴァッレ・ランゲ(アルタ・ランガ)にスラリーナを植えることに。ティモラッソ(彼のランゲ・ビアンコ)の近くの0.5ヘクタールほどの畑で、年間生産量は1500-2000本ほど。スラリーナはかつてピエモンテ南東部に広く植わっていたが、いまではほとんどその姿を見ることはなくなった。
    ¥3960

    Langhe Nebbiolo ランゲ・ネッビオーロ

    品種:ネッビオーロ100%
    植樹:1970年代植樹
    位置:標高350m、南西~南東向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:ステンレスタンクで20日間マセレーション。ステンレスタンクで10ヵ月間熟成。バルベーラ・ダルバと同様、典型的な日常消費のネッビオーロをつくりたかった。飲み心地がよく、アルコール度数は高すぎない。スミレやバラの香 りをもち、若いネッビオーロに典型的なエレガンスを備えている。
    ¥4070 (2023)

    Barolo del comune di Serralunga d’Alba バローロ・デル・コムーネ・ディ・セッラルンガ・ダルバ

    品種:ネッビオーロ100%
    植樹:1999年代
    位置:標高350m、南西~南東向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:ステンレスタンクで30日間マセレーション。大樽で24ヵ月間熟成。
    バローロらしい風格を持たせながら も、気軽で親しみやすいものを、というフェルディナンドの想いが良く表れたバローロ。”グラスで使ってくれたらいいなぁ”。
    ¥7700 (2021)

    Barolo – Boscareto バローロ ボスカレート

    品種:ネッビオーロ100%
    樹齢:1970年代
    位置:標高350m、南西向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造 開放樽で40日以上のマセレーション
    大樽で36ヵ月間熟成。
    クラシック、モダン、ナチュラル。それぞれの世界を探求しつづけるフェルディナンドの感性をもっとも反映しているワイン。重厚だが、タンニンはしなやか。後味のブルーの花を思わせる透明感は、年々増すばかり。ボスカレートの畑は、銅も硫黄の散布もせずに、海藻やプロポリスによる畑の管理を実験的に始めた、最初の畑。

  • Matteo Fenoglio

    Matteo Fenoglio

    マッテオ・フェノーリオ

    イタリア / ピエモンテ

    1986年アルバに生まれ、その後アルタ・ランガ、セッラヴァッレ・ランゲに移り住んだマッテオは、高校で化学を専攻しミラノの化学製品会社(製菓に使うゼラチン等を扱う会社)に就職した。都会で働く中で、これが自身の歩むべき人生なのかと考えはじめたマッテオは、セッラヴァッレ・ランゲに戻る決意をし、母と叔母が育てていたヘーゼルナッツ造りを手伝いはじめた。そのうち、ヘーゼルナッツの代わりに、自分自身でなにかを造りたいという思いが募る。そしてフィロキセラ以前は祖父がブドウ樹を育てていた場所であったことを知り、そこでピノ・ネーロを栽培することに決めた。2015年にはじめてスプマンテ作りに着手し、初年度の生産量はわずか75本ほどという試験的なものだった。その後、エノロゴでもある叔父(Luciano Boero)や友人たちから助言を受けながら、現在は約2haの畑から、2種類のスパークリングワインを年間7~8000本生産する。
    セラーは曽祖父の所有していた場所を受け継ぎ、小さいながらも美しく改装した。ピエモンテでは『クルティン(crutin)』と呼ばれる、斜面を利用した岩壁の横穴も10㎡程しつらえた。セラーの地面には、直径2mほどの穴を掘り、深さ約1.5mの水槽内でマグナムボトルを200本を実験的に保管。半地下のセラー内は、標高800メートルのため夏場でも18℃前後に保つことができ、空調設備は設置していない。水槽の中は通年8℃で保存出来る。ルミアージュやデゴルジュマンはすべて手作業で行う。

    Brut Parèj – Metodo Classico
    ブリュット・パレーイ メトード・クラッシコ

    品種:ピノ・ネーロ主体、モスカート
    植樹:2015年、1920年以前(モスカート)
    位置:標高約740m、南・南東向き
    土壌:石灰質土壌
    醸造:ステンレスタンクで発酵、一部(10%ほど)をバリックで約6ヵ月間発酵させた後、ブレンドして瓶詰め。澱とともに瓶内二次発酵、36ヵ月後にデゴルジュマン。ノンフィルター

    Brut Parèjは、ピエモンテ方言で”Brutto Così=こんなに醜い”を意味する表現をもじったもの。色が不揃いなど「完璧とは言えない」かもしれないが、一方でその個性ゆえに「ユニークで本物の」スパークリングワインを作ろうというアイデアから名付けた。樹齢100年を超えるペルゴラ仕立てのモスカートをごく少量加えて醸造。2019VTは2023年5月デゴルジュマン。冷凍または乾燥させたブドウのモストを使用して二次発酵、ドザージュ・ゼロ。
    ¥5390