投稿者: amala

  • Domaine de la Cadette

    Domaine de la Cadette

    ドメーヌ・ド・ラ・カデット

    フランス / ブルゴーニュ

    ディジョンとシャブリのほぼ中間に位置し、長い歴史あるピノ・ノワールとシャルドネの産地として知られるヴェズレイに2002年にスタートしたドメーヌ。オーナーのジャン・モンタネは、以前は地域の有機栽培生産者をたばねる協同組合の長を務めた名醸造家。その後独立、「自分の眼と舌で確認してブドウを最高の熟度で収穫し、その完璧なブドウ100%でワインが造れる」と語る。畑は自社と契約、計11haで標高160m前後の粘土石灰質。オーガニック栽培はカリテ・フランスの認証を得ている。酸化防止剤は発酵、熟成中は一切使用せず、瓶詰め時に20mg/Lの添加に限り、クリーンな余韻を生む。シャルドネのラ・シャトレーヌは、シュールリー熟成による厚みと酸のバランスが秀逸。ピノ・ノワール、シャルドネとも冷涼な気候を映す繊細でピュアな味わいは、パリのヴァン・ナチュール酒販店でも、ドメーヌ創業時から高い人気を保ち続けている。

    グラン・オーセロワについて

    シャブリの周縁、数カ所の小規模な栽培地の総称。主な構成地域は4つで、シャブリから南西約15kmのイランシー村などで知られるオーセロワ地区、シャブリの南約40km、ディジョンからほぼ真西に約100kmの位置にあるヴェズレイ村などで知られるヴェズリアン地区、シャブリ東側のトネロワ地区、同西北西ジョワニー地区である。いずれも石灰岩豊富な土壌で、ブルゴーニュに典型的な葡萄が栽培されるが、黒葡萄のセザール(Cesar),白葡萄のサシー(Sacy)などの固有品種も極わずかに栽培されている。1999年に村名AOCに昇格したイランシー(以前はAOCブルゴーニュ・イランシー)はピノ・ノワール主体の赤ワインのアペラシオン。2003年に村名AOCとなったサン・ブリはブルゴーニュ唯一のソービニヨン・ブラン主体の白ワインのAOC。ミネラル豊富な辛口のシャルドネを生むトネロワ地区も、2006年にブルゴーニュ・トネールというAOCが認定された。

    ブルゴーニュについて

    北端のシャブリとその周縁、偉大なグランクリュの数々を含むコート・ドール、その南に続くコート・シャロネーズ、マコネ、ボジョレまでを含む地域の総称。大規模農園が多いボルドーと異なり、ここでは農園は相続を繰り返すごとに細分化され、農家の畑の平均は約6ha。通常一つのアペラシオン名を有する区画が多くの生産者に分割所有され、その最たる例のクロ・ヴージョは約50haが90の農家に分割所有される。ラ・ターシュなどのように一つのクリュの一生産者単独所有(モノポール)は稀有な例外である。それゆえ同じアペラシオンのワインでさえ、生産者によって「悲惨な代物から、素晴らしい逸品まで」と言われるほど品質のバラツキ、不確実性が顕著。ワインの生産形態も三つに大分され、1.ネゴシアン(買いブドウ/ワイン)を集めてブレンド。2.ネゴシアン自社畑栽培・自社醸造。3.ドメーヌ(農家の自社栽培・醸造がある)。なかには、まさに魂をゆさぶる、人知を越えた名品があるとさえ思わされるが、それにたどり着くのは至難である。

    Vézelay – La Châtelaine 2022
    ヴェズレ ラ・シャトレーヌ

    品種:シャルドネ(5区画のブレンド)
    植樹:1992年
    位置:標高200m、西向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:ステンレスタンクで発酵。ステンレスタンクで9~10ヵ月間熟成。

    キュヴェ名は畑名に由来。ヴェズレの地域特有の涼しさ。タンク熟成で、味わいはすっきりしているが、シュールリーによる味わいの厚さとのバランスが秀逸。
    ¥4950

    Vézelay – La Piècette 2022
    ヴェズレ ラ・ピエセット

    品種:シャルドネ
    植樹:1992年
    位置:標高152m、南東向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:ステンレスタンクで発酵。木樽で11~12ヵ月間熟成。

    樽の風味をしっかりと感じるキュヴェ。熟成はPièce(228L樽)とfeuillette(114L樽)で行っており、キュヴェ名はそのことにちなむ。
    ¥5280

    Bourgogne Rouge – Champs Cadet 2022
    ブルゴーニュ・ルージュ シャン・カデ

    品種:ピノ・ノワール
    植樹:1991年
    位置:標高167m、南東向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:ステンレスタンクで20日間マセレーション。木樽、ステンレスタンクで11ヵ月間熟成。

    フランス語で末っ子を意味するCadet。この区画は村からとても離れており、この区画を相続するのはいつも末っ子だったことから、Champs Cadet(末っ子の畑)と呼ばれてきた。ヴェズレの気候と、ピノ・ノワールの個性を存分に引き出し、カジュアルに仕上げた逸品。
    ¥5500

  • Domaine Dandelion

    Domaine Dandelion

    ドメーヌ・ダンドリオン

    フランス / ブルゴーニュ

    ブルゴーニュでは貴重な、亜硫酸無添加ピノ・ノワールを生む生産者。オート・コートの農家に生まれ、アニェス・パケのほかオーストラリアのスモール・フライなどのナチュラルワイン生産者で経験を積んだモルガーヌ・スイヨと、オーストラリア人でバス・フィリップの後、シャンドン・ド・ブリアイユで醸造責任者を務めたクリスチャン・ノットの二人組が、2016年にドメーヌをスタート。実作業はモルガーヌが担うが、畑はオート・コート・ド・ボーヌの標高350m前後の南向き斜面で、牡蠣の化石を多く含む石灰粘土質。耕作は馬で行う。セメントタンクでの醸造時、約3週間かけるマセレーション時はできるだけブドウにふれず、軽くバケツでルモンタージュを行うのみ。終盤にのみ、足でピジャージュを行う。また、ラベルは手漉き紙に手書きで一枚一枚ドメーヌ名とワイン名を記入。クロージャーはガラス栓を蝋封するなど、ワインは細部まで美意識が行き届く。冷涼感あるミネラリーなピノ・ノワール以外に、ガメイ、アリゴテも生産するが、販売するほどの収穫量はまだない。

    オート・コート・ド・ボーヌについて

    コート・ド・ボーヌの丘の、西側の後背地にあたり、少し高地となる標高280~450m間に広がるエリア。日照に恵まれる渓谷の南または西向き斜面を中心にブドウ栽培が行われるため、赤とロゼで約673ha,白で約131haの限られた栽培面積となる。土壌は、特にエリア南部では石灰粘土質。一部はバジョシアン期の崖の崩落による石灰岩に覆われた畑もある。(コート・ド・ボーヌ圏から生まれるコート・ド・ボーヌ=ヴィラージュ、コート・ド・ボーヌ等のアペラシオンとは、畑の場所が別となることに注意)。19世紀の文豪アレクサンドル・デュマは「オート・コート・ド・ボーヌの谷ほど、心に刻まれる風景が広がる地は他にない」と記している。このエリアも、近年の温暖化が追い風となり、優良生産者のワインには、価格に対する品質の卓越性に注目が高まっている。

    ブルゴーニュについて

    北端のシャブリとその周縁、偉大なグランクリュの数々を含むコート・ドール、その南に続くコート・シャロネーズ、マコネ、ボジョレまでを含む地域の総称。大規模農園が多いボルドーと異なり、ここでは農園は相続を繰り返すごとに細分化され、農家の畑の平均は約6ha。通常一つのアペラシオン名を有する区画が多くの生産者に分割所有され、その最たる例のクロ・ヴージョは約50haが90の農家に分割所有される。ラ・ターシュなどのように一つのクリュの一生産者単独所有(モノポール)は稀有な例外である。それゆえ同じアペラシオンのワインでさえ、生産者によって「悲惨な代物から、素晴らしい逸品まで」と言われるほど品質のバラツキ、不確実性が顕著。ワインの生産形態も三つに大分され、1.ネゴシアン(買いブドウ/ワイン)を集めてブレンド。2.ネゴシアン自社畑栽培・自社醸造。3.ドメーヌ(農家の自社栽培・醸造がある)。なかには、まさに魂をゆさぶる、人知を越えた名品があるとさえ思わされるが、それにたどり着くのは至難である。

    Cidre
    シードル

    品種:20種類以上のリンゴ
    醸造:収穫後に追熟のためカーヴで貯蔵。破砕後小さなプヌマティックプレスで搾汁し、樽で発酵。春に適度な糖度になったところで瓶詰めし、瓶内で醗酵を続ける。

    全てブルゴーニュ産の買いリンゴで、多くはシャブリの栽培家から購入している。残糖を残すタイプではなく、ややドライなあと味。デゴルジュマンせず、ノンフィルターで瓶詰めするため、少し濁りのあるシードル。

  • David Moreau / S.C.E.A Jean Moreau

    David Moreau / S.C.E.A Jean Moreau

    ダヴィッド・モロー

    フランス / ブルゴーニュ

    サントネのピノ・ノワールのイメージを覆すほどの力量を持つドメーヌ。1984年生まれのダヴィッド・モローは、若くして叡智に輝き常に前進している。2009年に祖父の畑を受け継ぎ、ドメーヌをスタート。すでにディジョンのブルゴーニュ大学でエノロゴ資格を取得していた。ボーカステル、ユベール・ラミー、DRCのほか、ニュージーランドでも経験を積んでいる。栽培はリュット・レゾネではあるが、「より自然な畑に戻すことが自分たちの使命」と語り、ダヴィッドなりに納得のいく栽培方法を模索中。サントネに所有する三つのプルミエ・クリュのうち二つは1964年植樹、マランジュは1943年と47年植樹の貴重な古木のみ。醸造初期には6日前後、13℃前後の低温浸漬を経て、バリックの新樽を1/3ほど使用するが、不自然に造り込まれたトーンは皆無。ヴィンテッジによりサントネの1級が、上質なシャンボール・ミュジニーかモレ・サン・ドニの1級を思わせる、純粋で洗練され、きめ細かな質感と優美なニュアンスを帯びることは、この造り手では珍しくない。2014年VT以降の毎年の品質向上は特に目覚ましい。

    コート・ド・ボーヌについて

    コート・ドールの南半分、ラドワ・セリニ村から、マランジュ村にかけて広がる地域。北端から南端まで約30km。フランスのみならず世界で最も高名な白ワイン、モンラッシェやムルソーがここで生まれる。だが、ピノ・ノワールによる濃密で長命な赤ワインのポマール、コルトン・グランクリュもこの地域。ただし「ピュリニ・モンラッシェは(シャンベルタン、クロ・ド・ヴージョなどと共に)品質に関わりのない高値をつけている。(中略)モンラッシェならではの味わいを持つものが、あまりに少ない」と語るマット・クレイマーなど、この地域でもワインの需給バランスが生む価格と品質の大いなるギャップを指摘する声は強い。近年、やや標高の高いサン・トーバン、サン・ロマンなどの地域や、エリアのほぼ南端で、一部にコート・ド・ニュイと同じバトニアン期の魚卵状石灰岩が隆起しているサントネのピノ・ノワールに、新たな注目が集まりつつある。

    ブルゴーニュについて

    北端のシャブリとその周縁、偉大なグランクリュの数々を含むコート・ドール、その南に続くコート・シャロネーズ、マコネ、ボジョレまでを含む地域の総称。大規模農園が多いボルドーと異なり、ここでは農園は相続を繰り返すごとに細分化され、農家の畑の平均は約6ha。通常一つのアペラシオン名を有する区画が多くの生産者に分割所有され、その最たる例のクロ・ヴージョは約50haが90の農家に分割所有される。ラ・ターシュなどのように一つのクリュの一生産者単独所有(モノポール)は稀有な例外である。それゆえ同じアペラシオンのワインでさえ、生産者によって「悲惨な代物から、素晴らしい逸品まで」と言われるほど品質のバラツキ、不確実性が顕著。ワインの生産形態も三つに大分され、1.ネゴシアン(買いブドウ/ワイン)を集めてブレンド。2.ネゴシアン自社畑栽培・自社醸造。3.ドメーヌ(農家の自社栽培・醸造がある)。なかには、まさに魂をゆさぶる、人知を越えた名品があるとさえ思わされるが、それにたどり着くのは至難である。

    Bourgogne Pinot Noir – Sous Montot 2022
    ブルゴーニュ・ピノ・ノワール スー・モント

    品種:ピノ・ノワール100%
    植樹:1976~1977年
    位置:標高250m、西向き
    土壌:石灰質泥灰岩
    醸造:発酵初期に低温(12-15℃)で7日間のマセレーション。タンクで11ヵ月間の熟成。

    サントネ村とブーズロン村の間に位置する区画。白い泥灰岩と鉄分豊富な硬い石灰岩の土壌で育まれ、花や赤い果実の香りが特徴的な、フレッシュで豊かな味わいを楽しめる。
    ¥6270

  • Pierre Frick

    Pierre Frick

    ピエール・フリック

    フランス / アルザス

    1970年にビオロジック、1981年にビオディナミを開始した、アルザス有機農法の先駆者。当主ジャン・ピエールは、コルマールの南、ファッフェンハイム村にあるブドウ農家の12代目。長年の真摯なビオディナミ栽培により力強さを備えたブドウ樹には生命力が吹き込まれ、近年はボルドー液の使用も大幅に低減した。12haの自社畑の一部は、ブルゴーニュと同じジュラ紀ドッガー時代(バトニアン期、バジョシアン期を含む)の魚卵状石灰岩も豊富。醸造:時は、白品種も全て全房でプレスし、100年以上使い続ける30hlのフードル(大樽)で熟成。1988年以来、補糖を一度も行っていない。複数ある亜硫酸無添加キュヴェには立体感ある舌ざわりがともない、触覚的なテクスチュアが現れる。信条は、「ブドウの樹は、天と地をつなぐ架け橋。ワインの本質とは審美的なものであり、それは芸術の一分野を占めている。ワインは自然への愛と、畏怖の念が刻印されるべきものである」。

    【ワインはすべて、気候条件に恵まれない年で、ブドウを買う場合であっても、ビオディナミで栽培され、手作業で収穫されたブドウのみを原料としています。圧搾は空気圧式プレスで行い、補糖、補酸はせず、自然酵母で発酵させ、温度管理はしていません。通常1~2回は澱引きをし、マロラクティック発酵もまた自発的に、そして完全に行われます。発酵が終わると、古いオークの大樽の中で細かい澱とともに平均6~9ヵ月間熟成されます。清澄剤は使用しませんが、瓶詰め前にセルロース繊維によるろ過を施します。またワインの“純度”を保つために、2002年からナチュラルコルクの使用をやめ、王冠で栓をすることにしました(クレマンはナチュラルコルクを使用)。これにより、同じキュヴェのすべてのボトルが時間とともに均等に熟成し、⾧期熟成が保証されるのです。私たちのワインにはどれも、テロワール、ヴィンテッジ、そして私たち畑への手入れによって生まれた独特なバランスがあります。私たちは、ワインを“製造する”のではなく、真正の生きたワインを“育て”ています。 ジャン=ピエール&シャンタル・フリック】

    アルザスについて

    ドイツとの国境、ライン河にそった丘陵地に南北約170kmに渡って広がる産地。西側に連なるヴォージュ山脈(最高峰1,424m)が偏西風をブロックするため、夏はフランスでも特に乾燥した地域となる。7月の平均気温もブルゴーニュよりわずか0.7℃低いだけにとどまり、中心都市コルマール周辺では、8月は30℃を越える日も多い。そのため「皮肉にも、ワイン造りの環境があまりにも理想的だったため、歴史の中で並級ワインや、信頼できるブレンドワインの産地と見なされてきた」とジャンシス・ロビンソンは記述する。また、フランスでは例外的に、産地名ではなく使用するブドウ品種がワイン名となるのも特徴。グラン・クリュは計51区画で、AOC法上それを名乗れるのはリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ・ダルザスの計4種の白品種のみ。しかし、ジェラール・シュレールなど志ある生産者は,グラン・クリュの畑にもピノ・ノワールを栽培し、目覚ましい成果をあげている。

    Crémant d’Alsace – sans sulfites ajouté 2019
    クレマン・ダルザス サン・シュルフィト・アジュテ

    品種:ピノ・ブラン、オーセロワ他
    ※品種構成はVTにより異なる 醸造:
    醸造::40日間アルコール発酵。7ヵ月間大樽で熟成。残糖分で瓶内二次醗酵。

    出来上がりのガス圧を得ることができる残糖を計算して、使用するブドウの割合をその年ごとに決める。デゴルジュマン時に減る分は同じワインを足し、その際にもドザージュはしない。
    ¥5720

    Pinot Blanc 
    ピノ・ブラン

    品種:ピノ・ブラン100%
    植樹:1980年
    位置:標高150m、東向き
    土壌::石灰質粘土
    醸造::約3週間のアルコール発酵。120年の経過したオーク樽で5ヵ月間の熟成。

    ピエール・フリックの定番白ワイン。アルザスらしい、果実味の厚みと、ピノ・ブランらしい酸。
    ¥4400 (2022)
    ¥5060 (2023)

    Riesling(旧 Riesling Bihl )
    リースリング(旧リースリング・ビール)

    品種:リースリング100%
    植樹:1977年(Bihl区画)、1985年(その他区画)
    位置:小さい丘の上、南向き(ビール)
    土壌:黄土混じりの粘土石灰土壌
    醸造::11ヵ月間アルコール発酵。オークの大樽でシュールリーしながら16ヵ月間熟成。

    ピエール・フリックの定番白ワイン。原料としてブドウが使用される、3区画あるうちの2区画のBihlの畑で植え替えを行ったため、2019年は他の区画のRieslingを使用。そのため、先の約5年間は”Bihl”の呼称が外れる。
    ¥5060 (2022)
    ¥5390 (2023)

    Riesling Macération – Vorbourg Grand Cru – sans sulfite ajouté 
    リースリング・マセラシオン フォルブルグ・グラン・クリュ
    サン・シュルフィト・アジュテ

    品種:リースリング100%
    植樹:1988年
    位置:標高270m、南向き
    土壌:石灰質
    醸造::7日間マセレーション。大樽で発酵大樽で10ヵ月間熟成。

    アルザス地方全体でみても、特に日照時間の多い、フォルブルグの丘にある畑。果実も熟しやすく、出来上がるワインの熟成ポテンシャルも高い。

    Riesling – Rot Murlé
    リースリング ロット・ミュルレ

    品種:リースリング100%
    位置:平野の近くの突出した丘の頂上(Rot murle区画)
    土壌:硬い石灰質の敷石の上の鉄分を含む、褐色石灰質土壌 (Rot murle区画)
    醸造::大樽で発酵。大樽で10ヵ月間熟成。

    区画名は“赤い壁”を意味する。ストラスブルグの大聖堂のように、アルザス伝統的建築物は赤い砂岩で造られることが多い。硬い石灰質の敷石の上の、鉄分を含む褐色石灰質土壌。丘の頂上に位置する畑で、日照時間が最も⾧い畑の一つ。

    Riesling – Vorbourg Grand Cru
    リースリング フォルブルグ・グラン・クリュ

    品種:リースリング100%
    植樹:1988年
    位置:標高270m、南向き
    土壌:石灰質
    醸造::大樽で発酵。大樽で10カ月間熟成。

    アルザス地方全体でみても、特に日照時間の多い、フォルブルグの丘にある畑。果実も熟しやすく、出来上がるのワインの熟成ポテンシャルも高い。

    Gewurztraminer Macération – sans sulfite ajouté 2021
    ゲヴュルツトラミネール・マセラシオン サン・シュルフィト・アジュテ

    品種:ゲヴュルツトラミネール100%
    植樹:1990年代
    位置:標高350m、北東
    土壌:黄土の石灰質粘土、鉄分を含む石灰質粘土
    醸造::7日間全房マセレーション。16日間アルコール発酵。オークのフードル(120年以上経過)
    で7ヵ月間熟成。

    丘の頂上に位置する、ロット・ミュルレの区画は日照時間も多く、果実も熟しやすい。黄金に近いオレンジ色。柑橘類の花、赤い果実、シナモン、バニラ、生姜の香り。余韻は⾧く、胡椒やラム酒、バラやオレンジのジャムが感じられる。
    ¥5940

    Gewurztraminer – Rot Murlé
    ゲヴゥルツトラミネール ロット・ミュルレ

    品種:ゲヴェルツトラミネール100%
    位置:平野の近くの突出した丘の頂上(Rot murle区画)
    土壌:硬い石灰質の敷石の上の鉄分を含む、褐色石灰質土壌 (Rot murle区画)
    醸造::大樽で発酵。大樽で9ヵ月間熟成。

    柔らかな果実味、アルザスのお手本ともいうべき造り。シュレールほどドライに仕上げていないが、おいしさがじわじわと伝わってくる。やさしい飲み口で、いいブドウから自然な形で仕上げる彼の信念が表れている。

    Pinot Gris Macération – Vorbourg Grand Cru –
    sans sulfite ajouté
    ピノ・グリ・マセラシオン フォルブルグ・グラン・クリュ
    サン・シュルフィト・アジュテ

    品種:ピノ・グリ100%
    植樹:2000年代
    位置:標高350m、南南東
    土壌:石灰質泥炭岩
    醸造::8日間全房マセレーション。オークのフードル(120年以上経過)で6ヵ月間熟成。
    畑:グラン・クリュ フォルブルグ

    輝く深紅色。熟れた赤い果実、アーモンドの白い実、シナモン、タバコやウイスキーの香り。上品でかつドライ、細やかなタンニンとフレッシュさがありたっぷりとしている。余韻にはミネラルとサクランボの果核を⾧く感じさせられる。

    Pinot Gris Macération – sans sulfite ajouté 2022
    ピノ・グリ・マセラシオン サン・シュルフィト・アジュテ

    品種:ピノ・グリ100%
    植樹:1980年、1999年
    位置:標高270m(北向き)、標高230m(東向き)
    土壌:石灰質粘土、石灰石。
    醸造:ステンレスタンクで1週間マセレーション。大樽で7ヵ月間熟成。

    日当たりの特に良い、2つの区画のブドウを使用している。口当たりはドライだが、酸化的な甘みのニュアンスがあり、良く熟した果実を使っているので、品種固有のアロマも濃く、複雑。
    ¥6050

    Pinot Gris Macération – Rot Murlé – sans sulfite ajouté
    ピノ・グリ・マセラシオン ロット・ミュルレ
    サン・シュルフィト・アジュテ

    品種:ピノ・グリ100%
    位置:平野の近くの突出した丘の頂上(Rot murle区画)
    土壌:硬い石灰質の敷石の上の鉄分を含む、褐色石灰質土壌 (Rot murle区画)
    醸造: 7日間全房マセレーション。大樽で7ヵ月間熟成。

    区画名は“赤い壁”を意味する。ストラスブルグの大聖堂のように、アルザス伝統的建築物は赤い砂岩で造られることが多い。硬い石灰質の敷石の上の、鉄分を含む褐色石灰質土壌。丘の頂上に位置する畑で、日照時間が最も⾧い畑の一つ。

    ¥6820 (2022)

    Pinot Noir – Strangenberg – sans sulfite ajouté
    ピノ・ノワール ストランゲンベルグ サン・シュルフィト・アジュテ

    品種:ピノ・ノワール100%
    位置:380m、東向き
    土壌:硬い石灰質の敷石の上の褐色石灰質土壌
    醸造:除梗せず、ステンレスタンクで10~15日間マセレーション。22日間アルコール発酵。大樽(120年物の古いオーク樽)で11ヵ月間

    畑名の示す通り”急な斜面の丘”に位置する畑。ワインは生き生きと、活力がある。ドライフラワーやサクランボの種の風味。タンニンとブラックチェリーを余韻に⾧く感じる。飲み頃温度は15-17℃。

    Pinot Noir – Physalis – sans sulfite ajouté
    ピノ・ノワール フィザリス サン・シュルフィト・アジュテ

    品種:ピノ・ノワール100%
    位置:東向き(ロット・ミュルレの丘に隣接)
    土壌:レスを含む粘土石灰質
    醸造:一週間全房発酵。古い大樽で10ヵ月間熟成

    Physalis=ホオズキの咲く畑からの単一区画キュヴェ。フレッシュな果実味が前面に出るよりも、スパイス、タバコ、カシス、スモークした肉などのアロマがあり、しなやかなタンニンのソフトな口当たりのワインができやすい区画。突出した鉱物感よりも美しいバランスとエレガンスが特徴。以前は区画の名を冠さないピノ・ノワールにブレンドしていたが、樹齢も落ち着いてきたため、2020VTからは分けて瓶詰めしている。
    ¥5720

    Voyages – sans sulfite ajouté 2022
    ヴォワイヤージュ サン・シュルフィト・アジュテ 2022

    品種:シャスラ2/3、ミュスカ1/3
    植樹:シャスラ1980年代、ミュスカ1970年代
    位置:シャスラ、ミュスカともに東向き
    土壌:粘土石灰質
    醸造:大樽で発酵大樽で12ヵ月間熟成熟成の途中で2つの品種をアッサンブラージュ。

    複数品種、時には複数ヴィンテッジをアッサンブラージュして造るキュヴェ。このアッサンブラージュから造られたワインは、テロワールの空間と時間の旅に誘うことから、voyage=旅というキュヴェ名を連想し名付けた。醸造方法は毎年変えるつもりで、マセレーションすることもある。2022VTはダイレクトプレス。
    ¥5500

  • Vincent Gaudry

    Vincent Gaudry

    ヴァンサン・ゴードリー

    フランス / ロワール

    ビオディナミ農法を生んだ思想家、ルドルフ・シュタイナーに捧げるキュヴェ「レスプリ・ド・ルドルフ」でも知られる、サンセールの生産者。ドメーヌの歴史は5代・200年にわたり、現在も使用する石造りのカーヴも2世紀前に造られたもの。ビオロジックへの転換は1993年から少しづつ開始し、2002年にエコセールのビオロジック認証、2006年デメターのビオディナミ認証を取得した。ビオロジックへの転機は、1995年のある日の化学薬剤散布後、ヴァンサン自身が急性防除剤中毒で3日間、死の淵を彷徨った経験が大きなきっかけとなった(同じ経験を持つヴィニュロンは他国にも少なくない)。また「ブドウ果汁は鎖のようなもの」と考え、醸造時はポンプの使用、清澄、濾過を一切行わない。樹齢40年を越える古木ピノ・ノワールの赤や、亜硫酸無添加キュヴェも生産。白はいずれもソーヴィ二ヨン・ブランらしい清明な香り、格調高い酸とミネラルを持つ、輪郭のはっきりしたワインである。

    ロワール河上流地区

    「フランスで多分、最も見分けやすい爽やかな白ワイン。ソーヴィニヨン・ブランは世界で最も素晴らしく、最も洗練されたワインを生み出すことができる」とジャンシス・ロビンソンが語るサンセールとプイイ・フュメが、この地域の代表格。ともに石灰粘土の丘陵と、ほぼ大陸性気候の中で育ち、一部のクリュには火打ち石が豊富に含まれ、シャブリと同じ中生代ジュラ紀キンメリジアン階の粘土石灰岩が現れる地域もある。プイイ・フュメは全て白、サンセールは生産の8割以上が白。ロワール河上流地区では最も河下で、トゥーレーヌに隣接するシュヴェルニーは,1993年にAOC認定された比較的新しいアペラシオン。ロワール河の砂土、粘土、小石が主な土壌で、赤白ともブレンドが必須。白はソーヴィニヨン・ブラン60~85%。赤はガメ40~60%、カベルネ・フラン、コは15%以内。ピノ・ノワールもブレンドに多用される。AOCクール・シュヴェルニーは白のみで、ロモランタン100%が義務づけられる。

    ロワール

    大西洋岸に注ぐフランス最長の河(1,000km)の両岸に続く産地。「フランスの庭園」と呼ばれ、河沿いにかつての王侯貴族の壮麗な古城が多数点在する景観は、世界遺産にも登録されている。この地方はブドウ栽培の北限に近く、ワインは比較的酸が高い。ワインの名称と、それに含まれるワインの関係はかなり込み入っており、例えばソーミュール、アンジュなどの呼称は赤、白、ロゼのどれにも適応され、同じ呼称の中でブドウの品種も甘さの度合いも様々であることが、消費者を戸惑わせることが多い。ともあれ「このエリアはフランスで最も多様で、かつ軽んじられてきた産地。軽く、爽快で、はっきりとした酸味を持ち、昔から魅力的と言われているエリアなのに、現代のワイン消費者は、重さと強さに取り憑かれているため、ロワールは、正当な評価を受けていない」とジャンシス・ロビンソンは喝破する。ロワール河河口から上流に向かって、ペイ・ナンテ地区、アンジュー・ソーミュール地区、トゥーレーヌ地区、ロワール上流地区の、大きく4つのエリアに区分される。

    Sancerre Blanc-Le Tournebride サンセール・ブラン ル・トゥルヌブリッド 2023

    品種:ソーヴィニョン・ブラン
    位置:標高240~280m 南・南東向き
    土壌:砂利、粘土、石灰、シレックス
    醸造:木樽・ステンレスタンクで10~15ヵ月間熟成
    畑からワインカーヴへ続く道にある大きな’tournant’(=曲がり角)を、かつて馬の’brides’(=手綱)を引きながら歩いていたことに由来。
    ¥6,380